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Wilier Triestina・FILANTE SLR【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】

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前方からのエアフローについては、フォーククリアランスをチェント10プロよりも13.6%も拡張し、タイヤクリアランス自体は7mmも広がる。これにより空気の抜けのよさを実現。さらに、横風に対する整流効果を追求し、かつてなく高いエアロダイナミクス性能を獲得している。

ハンドルバーは専用設計のフィランテバーを新たに開発。コラム形状はチェント10プロがD型断面だったのに対して、真円に変わり、メンテナンス性と剛性面でもプラスに働く。

このほか、フィランテのフォークエンドは片側にスリットがあり、ホイールの脱着がスムーズなマヴィックのスピードリリース機構を採用している点も魅力だ。

01 幅広いヨーアングルに対応するラウンドカムテールチューブの採用

フォーク、ダウンチューブはじめ各所にヨー角がある風に対して最適化するため、カムテール形状の角が取れたラウンド形状のチューブを開発。フォーククラウンもフレーム側にインテグレートされ空力性能を追求する

02 ローターサイドの剛性を高めた左右非対称フロントフォーク

ローターサイドのフォークレッグを太く設計した左右非対称フォーク。ローター側はブレーキ時のねじれを防ぐ。超ワイドスタンスのフォークレッグを実現し、フォークとホイールを抜ける前方からのエアフローを最適化

03 13.6%も拡張したワイドクリアランス設計

タイヤクリアランスは大幅に拡張し、30Cタイヤまで装着できる新設計。シートステーはシートチューブの低い位置に設計し、昨今のエアロフレームのトレンドをくむ。フロントフォークと同一の形状でエアフローを向上させた

04 新設計のシートチューブと内蔵型シートクランプの採用

独自のラウンド型カムテールチューブを特徴とするシートチューブは、トップチューブとシートステーを美しく融合させる新スタイル。内装型シートクランプの固定には臼式を採用し、安定感のある固定を約束する。重量165gの軽量シートポストは0mmと15mmオフセットの2種類を用意しセッティング幅を確保する

05 適性サイズを選択可能なケーブル内装ゼロSLRハンドルバー

専用の「フィランテバー」の設定もあるが、日本人好みのステム長100mm・幅400mのサイズ展開がないため、サイズのあるゼロSLRに付属する一体型ハンドル「ゼロバー」が標準仕様となっている。いずれのハンドルもケーブルの完全内装化を実現している

06 ホイール脱着がスムーズなスピードリリース機構を採用

スルーアクスルを完全に抜かずにホイールを容易に脱着できるマヴィックのスピードリリース機構を採用。このため、非ローター側のフォークエンドはスラック構造で、スルーアクスル側にはシャフト径を細くした溝がある。レース現場の声を反映するウィリエールらしいこだわり

 

100km IMPRESSION

軽さと空力性能を融合させたウィリエール渾身の新型エアロロード・フィランテSLR。
実走派ライター、ハシケンが年末年始で100kmインプレッションを実施した

次世代をになう中身をともなった軽量エアロロードを本気で作ってきた

2020年の最後の日は、凍てつく寒さも忘れるほど新たな相棒とのコミュニケーションに夢中になっていた。お相手は軽量エアロロードとして誕生したフィランテSLRだ。この数日前には、茨城県の霞ヶ浦で100kmのロングライドを走っていた。つまり、この日はフィランテSLRによる2度めの100kmだ。

さて、数々の2021モデルを乗り継いできた2020年。最後のバイクとなったフィランテS LRは、相対的に見て軽量エアロロードとして間違いなく成功を収めたと感じた。

近年、各社のエアロロードは、ただ平地が速いだけでは評価されにくくなっており、起伏や速度変化にも強いバイクこそ真のエアロロードとなっている。その回答が軽量エアロロードだ。

出典

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PROFILE

ハシケン

Bicycle Club / スポーツジャーナリスト

ハシケン

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

ハシケンの記事一覧

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

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