BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

コロナ禍でロードレースの延期が続くスペイン、ワンデイレースがようやく開催

例年であれば、この時期にヨーロッパの自転車ロードレースシーズン開幕を告げるレースが連日開催されているはずのスペイン。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、チャレンジ・マヨルカやボルタ・コムニタット・バレンシアーナ、ブエルタ・ムルシアやブエルタ・アンダルシアといったステージレースの開催が軒並み延期となる異常事態だ。

この状況にもかかわらず2月14日にスペインで1DAYレース、クラシカ・デ・アルメニアが開催された。このレースでシャコモ・ニッツォーロ選手が優勝し、チーム・クべカ・アソスに今季初勝利をもたらした。同レースの現地レポートをスペイン在住の對馬由佳理がお送りする。

春のスペインにスプリンターが集結。クラシカ・デ・アルメリア

地元アンダルシア出身のルイス・アンヘル・マテ選手は、エウスカルテル・エウスカディのジャージをこの日初披露。写真撮影:對馬由佳理

今回開催することができたのは、スペインの1DAYレースであるクラシカ・デ・アルメリアというレースです。

アルメリアはスペイン・アンダルシア地方の最も西側の地域で、一年中温暖で風光明媚な地域です。ほかのアンダルシア地方の地域と比べると平地が多く、山岳は以外と少ない場所ことが特徴です。

こうした地形を反映して、スプリンターが主役となることの多いこのレースに今年は22チームが参加。マーク・カベンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、フェルナンド・ガビリア(UAEエミレーツ)、アッティリオ・ヴィヴィアーニ(コフィディス)、ホアンホ・ロバート(エウスカルテル・エウスカディ)、イバン・ガルシア(モビスター)など、各チームのおもなスプリンターたちが顔を揃える機会となりました。

レース終盤に落車が続出

写真撮影:對馬由佳理

2月14日のバレンタインデーのこの日、レース直前にチームプレゼンテーションが行われました。この日が今年の初戦となった選手も少なくなかったため、新しいチームジャージを今季初披露している選手も数多く見られました。

スプリンター向けのこの日のレースですが、中盤には2級山岳が1カ所と3級山岳が2か所あり、またレース後半はひたすら海沿いの道を走ります。各チームとも集団内での位置取りに一日中気を使う、以外と神経質なレースなのです。

その上、この日はスタート地点でも風が強めに吹いており、出発前の選手の間には若干の緊張感が漂いました。

スタートして30kmほどで、5選手が逃げ集団を形成し、最大でメイン集団と3分20秒のタイム差が開きます。しかし、UEAエミレーツとドゥクーニンク・クイックステップがメイン集団のペースを完全にコントロールし、先頭集団は決定的なタイム差を付けることはできません。

ゴールまで約100kmとなった時に、メイン集団のスピードが急激に上がり、逃げ手段を吸収する体制に入りました。

ヨーロッパチャンピオンが今季初勝利

ゴール前の大スプリントは、シャコモ・ニッツォーロ選手が勝利。写真撮影: 對馬由佳理

 逃げ集団がプロトンに捕まったのは、ゴールまで約40kmとなったときでした。チームクべカ・アソスのやケルン・ファルマの選手がメイン集団の前方に位置すると、集団のスピードが上がります。同時に集団内でのスプリンターの位置取り争いが、一気に激しくなりました。

最後の30kmは、ゴール地点のロケッタ・デ・マールの町中を走るサーキットコースがレースの舞台となりました。道が一気に狭くなると、集団内で連続して落車が発生します。この日の終盤の落車により、アルバロ・ホッジ選手(ドゥクーニンク・クイックステップ)がレースをリタイアしました。またコルティナ選手(モビスター)も落車に巻き込まれ、エンリケ・サンズ選手(エキポ・ケルンファルマ)はラスト20kmでパンクに見舞われるなどして、優勝争いから脱落します。

ゴール前に500m続く直線で、大集団を一気に抜け出したのはシャコモ・ニッツォーロ選手でした。他の選手を寄せ付けず、そのまま目に見える差を保ったままのゴールとなりました。

ゴール後はチームメート全員と喜びを分かち合ったニッツォーロ選手。チームクべカ・アソスのチームワークが炸裂したレースとなりました。

新型コロナウイルスの感染者数が減っているスペイン
3月以降のレース再開に期待

前述のとおりスペインで通常春先に開催されるステージレースは、軒並み5月に延期されてしまいました。しかし、2月中旬の時点でスペインの新規感染者数が急激に下がり始めており、多くの自転車関係者は3月以降のステージレースの再開に期待をよせています。

スペインの自転車レースは、これから本格的なシーズンを迎えることになりそうです。

RESULT

1 ジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス) 4:18:44
2 フロリアン・セネシャル(ドゥクーニンク・クイックステップ)+0
3 マーティン・ラース(ボーラ・ハンスグローエ)+0
4 ジョン・アベラストゥリ (カハルラル・セグロス)+0
5 ティモシー・デュポン (ビンゴール・ワロニーブリュッセル)+0
6 ダニー・ファンポッペル (アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)+0

 

レースの公式サイト
www.clasicadealmeria.net

 

著者紹介
對馬由佳理
スペイン在住。当地で10年以上ファンとして自転車レースを追いかけた後、ジャーナリストへ転向。スペインで開催される男子のレースはもちろん、女子のレースやパラサイクリングも取材経験あり。
Twitter: @TsushimaYukari
Instagram:yukaritsushima1

SHARE

PROFILE

BiCYCLE CLUB 編集部

BiCYCLE CLUB 編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

No more pages to load