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日本の自転車界ここが不思議! 日本在住の海外サイクリストに聞いてみた

ふだんわれわれ日本人が感じている自転車界の「あたりまえ」は、じつはあたりまえじゃなかった⁉

バイシクルクラブ4月号では出身国の異なる日本在住ロードサイクリスト5人に、日本自転車界の不思議なことやアンビリーバブルなところを語ってもらうといろいろなことが見えてきた。
そのなかで、異なる国の3人に日本自転車界のあらゆる面、交通事情、サイクリングコースの環境、補給、ギア比、さらにサイクルウエアへの意識までををフリーダムに語ってもらったが、まず出たのが、日本の地形についてだ。日本は山国だが、むしろサイクリストにはそれがナイスだったりするのだ。

日本の山は10%超えが延々と続く!

BC編集部
自転車に関して日本に来て不思議だな〜、変わっているな〜と思っていることはなんですか?

ヨム・ソマ(韓国)以下略:S

日本はすごい山がたくさんあるな〜って思った。たくさんの国を走ってきたけど、1000mとか2 000mを超える山ってそんなにないはず。ノルウェーに住んでいたときなんて一番高くて300mくらいだった気がする。

スコット・ジョーダン(アメリカ)※以下略:J

自分が住んでいた州は坂道や丘がたくさんあって、たまに17%くらいのパンチャーな短い坂があっても勢いで一気に越えられる。だけど日本は10%超える坂道が延々と続く。しかもそんな山がいくつもある(笑)。これは大きな違いだったね! それと東京を起点にしてサイクリングコースを組めるというのもすごい。ちょっと川に沿って西に行くだけでもう山に付く!(S:奥多摩でしょ?)うんそう。アメリカの都市ならクルマで2時間は走らないとムリだね。ナイスだ!

右 Soma Youm(ヨム・ソマ)
韓国生まれだが、自国よりもヨーロッパ諸国を自転車で駈け巡った健脚の持ち主。最長記録はドイツからイタリアのヴェネツィアまで。ほかにもアメリカ、チェコ、台湾、そして日本全国を走る!

左 Jordan Scott(スコット・ジョーダン)
長身のアメリカ人サイクリスト。日本の超有名企業の自転車部に属している。本業はソフトエンジニアで、サイクリングを通じた新しいソフトサービスを開発中。https://sporra.cc/app

S:

あっ、でも台湾とか韓国は話が別かも。日本の峠道ってだんだん勾配が上がって9〜10%になっていくけど、台湾はそこから始まる! つまり0%からいきなり10%とか15%の坂になる!「はぁ⁉ それいいの?」って思ったけど、どうやら台湾の法律では禁止されていないみたい(※ 日本では国土交通省が勾配を含む路面構造の規定を定めている)。そうなると後ろのギヤは32Tじゃないと上れない!

BC編集部
ギヤ比の話は興味があります。各国のギヤ比事情を聞かせてもらえますか?

S:

台湾、韓国なら50︲ 34Tに32Tもしくは34Tが必要。日本なら28Tで十分。ヨーロッパも28Tでいいと思う。……そう! 28Tや32Tのままヨーロッパに自転車を持っていくと「お前、そんなギヤ付けてどこ走るんだよ〜! カッコ悪い」って言われた(笑)。

J:

アメリカは〜……同じく28Tかな? いや州によって違うな。アトランタは丘ばかりだからもっと大きいのが必要かも。自分は昔サバンナみたいにフラットなところに住んでいて、かなり後ろのギヤは小さくして、80㎜ハイトのホイールで走りまわっていたな〜。

ファバロ・マルコ(イタリア):

う〜ん? 今イタリアは完成車販売がメインになっていて、そのバイクに付いているものを使っているはず。レーサーじゃない多くのイタリア人はギヤ比のことなんて気にしていません。他人のバイクのことなんかどうでもいいってみんな思っていますしね(笑)。

Marco Fabaro(ファバロ・マルコ)
バイシクルクラブ誌にもひんぱんに登場するイタリア人サイクリスト。日本自転車界において国際自転車交流協会の理事やコラムニスト、海外選手通訳、イベント主催などで活躍。パドヴァ州出身で、オシャレ&おしゃべり!

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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