VITTORIA(ヴィットリア)新素材グラフェン配合の高性能タイヤをテスト
管洋介
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ディスクブレーキの導入や、チューブレスレディータイヤの登場などとどまるところを知らないロードバイクの足まわりの進化。今回は「VITTORIA(ヴィットリア)」のピックアップアイテムを紹介!
UCIワールドチームにタイヤを供給する「VITTORIA(ヴィットリア)」
1953年創業のイタリアブランド・ヴィットリア。これまで世界最高峰のレースで勝利を量産してきた。昨季はユンボ・ヴィズマなど5チームにタイヤを供給し、今季は新たにアスタナ・プレミアテックとチームDSMを加えたUCIワールドチーム6チームにタイヤを供給することが決まっている。ヴィットリアのタイヤが持つ最大の特徴は、自転車用タイヤとして唯一炭素原子が蜂の巣状に結合したシート状のナノ物質、グラフェンをコンパウンドに配合していること。これによりタイヤの寿命や転がり抵抗の少なさ、空気の保持力、グリップ、耐カット性能などあらゆる性能を高めている。その進化版グラフェン2.0コンパウンドをロードタイヤにも広く採用し、あらゆる価格帯の製品で性能の全体的な底上げに成功している。
グラフェン2.0コンパウンド採用の「ルビノプロ」
RUBINO PRO
(ルビノプロ)
価格:4500円(クリンチャー、税抜)/ 5900円(チューブレスレディー、税抜)、7800円(チューブラー、税抜)
クラストップレベルの高性能
走行性能と耐久性のバランスに優れた150TPIナイロンケーシングを採用。グラフェン2.0コンパウンドでウエットグリップを強化。3種のコンパウンドを使い分け高い転がり性能と耐摩耗性能を両立。
SPEC
タイプ:クリンチャー、チューブレスレディ、チューブラー
サイズ:700×23C(クリンチャー、チューブラー)/ 25C / 28C / 30C(クリンチャー、チューブレスレディー)
ケーシング:ナイロン150TPI(クリンチャー、チューブレスレディー)/コットン290TPI(チューブラー)
コンパウンド:3Cグラフェン2.0
カラー:ブラック、(クリンチャー25Cのみブルー、レッド、ホワイト、イエロー)
重量:250g(クリンチャー25C)/305g(チューブレスレディー25C)/ 295g(チューブラー25C)
超軽量モデルもあり
220TPIのナイロンケーシングとグラフェン2.0コンパウンドを組み合わせたルビノプロスピードは、25Cで200gという軽さが魅力。
IMPRESSION
「剛性バランス&グリップ力に秀でる」
グラフェン2.0の剛性バランスのよさが生きる
バイクに跨がった瞬間から路面への食い付きがある。トレイル量の短いバイクでもこのタイヤならコントロールに余裕が出ると思えるほどのハイグリップ。タイヤの剛性は縦横にセミハードな印象、注力したトルクをグッと路面に噛み込んでトラクションを発揮し力強いスピードを生む。剛性が高くシャープな乗り味のロードバイクほどこのタイヤとの相性がいいだろう。タイトなコーナーへの侵入時、グリップの切り込みでエッジを効かせるときなど、前重心にコントロールするシーンで安心して鋭いラインで行ける。攻めた走りを可能にするタイヤだ。
トレーニングタイヤにおすすめの「ザフィーロプロ」
ZAFFIRO PRO
(ザフィーロプロ)
価格:2800円(税抜)
耐久性と走りのよさを兼ね備えた
エントリーモデルでありながら、ハイエンドモデルと同様にグラフェン2.0コンパウンドを採用。トレーニングタイヤに求められる転がりとグリップ、そして耐久性を高い次元で両立している。
SPEC
タイプ:クリンチャー
サイズ:700×23C / 25C /28C / 30C / 32C
ケーシング:ナイロン26TPI
コンパウンド:1Cグラフェン2.0
カラー:ブラック
重量:310g(25C)
IMPRESSION
「価格以上の優秀な性能と乗り味」
耐久性も高く走りも軽いコスパにすぐれた逸品
乾いた接地トーンで走りが軽いと直感できる。タイヤ剛性を持ちながら、十分なグリップを両立しているのがザフィーロの特徴。非常に軽やかな立ちまわりだ。思わずバイクを大きく振ってエキサイトしてしまう。ロードバイクらしいシャキリした乗り心地だ。高ケイデンスのライダーに好まれる乗り味だろう。かなりコストパフォーマンスの高い優秀な性能を持つタイヤだ。ルビノでは7気圧で十分なグリップとトラクションを得られたが、このタイヤで近い性能を感じるのは6気圧。耐久性高く走りも軽い、初心者から玄人まで唸らせる逸品だ。
ワイドリム化を受けて更新された新エトルトに対応。25Cタイヤは、内幅19㎜のリムに装着したときにタイヤ幅が25㎜になる。
編集協力:VTJ
https://www.vittoriajapan.co.jp/
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:西山貴之(編集部)/浅野真則/管洋介 PHOTO:廣瀬友春
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