JBCFがトラック委員会を立ち上げ、技術顧問に新田祐大選手が就任
Bicycle Club編集部
- 2021年03月05日
一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟(略称:JBCF)は、新たにトラック委員会を立ち上げ、新田祐大選手が技術顧問に就任したことを発表した。
JBCFでは設立以来、トラック競技を競技種目の一つとしてだけではなく、ロードレースの基礎的技術や戦略の習得の場としても非常に有用と考えJBCF東日本トラック、JBCF西日本トラック、JBCF全日本トラックと複数のトラックレースを開催してきた。
これからのトラック事業を更に強化し、多くの選手にとって魅力あるレースとするとともに、トラック競技が持つ本質的な価値を競技レベルの向上に向けた活動として取り込むべく、トラック委員会を立ち上げ、アドバイザーとして新田選手が技術顧問として就任した。
企画へのアドバイスだけではなく、これまでの競技選手やプロの競輪選手としての経験を活かしたロード選手の競技力向上に向けた様々な助言にも期待したい。
新田祐大/トラック技術顧問
<略歴>
1986年1月25日 福島県生まれ・静岡県内在住・競輪選手
2003年 Jr.世界選手権 1kmタイムトライアル入賞
2005年 プロ競輪選手登録完了
2012年 ロンドン五輪出場
2016年 UCIトレードチーム「Dream Seeker Racing team」を設立
2019年 メンバーでワールドカップ優勝達成
<自転車競技>
2006年 ドーハ・アジア大会 チームスプリント優勝
2012年 ロンドン五輪 チームスプリント入賞
2018年 ジャカルタ・アジア競技大会 ケイリン2位/チームスプリント3位
2018-2019年 世界選手権 ケイリン準優勝
UCI2018-19シーズン ケイリン最終ランキング1位
2019-2020年 UCIトラックワールドカップ スプリント3位(第4戦)
コメント
私は、現在自転車競技選手、競輪選手として自転車業界に携わっています。皆さんのイメージには全く無いかもしれませんが、競輪選手になる前はロードレースを走っていた事もありますし、今もトレーニングでは海外のクリテリウムを走ることもあります。
これまでの競技者としてまたプロの競輪選手として感じ、考えてきたこと、実践してきたこと多くの国内外での大会を通して得た経験や知識を何かしらの形として提供・共有させて頂く事でJBCFのレース事業の発展だけでは無く、トラック・ロードの垣根を越えた広く自転車界全体のレベルアップや環境の構築にお役に立てればと考え微力ながら全力で協力させて頂ければと思います。
最後に日本には多くの競輪場があり、プロの競輪選手が本気で走るレースを見て頂く機会が多く存在します。私が色々情報を発信していくなかでロード選手に少しでも興味を持って貰い脚を運んで貰えたらというのは競輪選手としての新しい試みでもあります。
安原理事長のコメント
2021年という日本にとっても転機となる年に、日本代表選手であり、現役トップの競輪選手でもある新田選手がJBCF事業をサポートしてくれることを非常に心強く思っています。
これまでロードレースと競輪選手の接点は多くはありませんでしたが、これを機に短距離と長距離の交流が活発になり互いに発展していければと思います。
詳細はこちらをチェックしよう。
https://jbcfroad.jp/news/252
JBCF公式サイト
https://jbcfroad.jp
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