FACTOR・OTHER Model【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年03月17日
数々の実績を残してきたワンとO2の歴史を振り返りながら、
両モデルによって培われた技術をさらに引き上げた、
まったく新しい超軽量エアロロード誕生とその活躍を紹介する。
OLD VS NEW 新旧比較
培った確かな歩みの延長線上に誕生したニューフェイス
ファクター最大の強みである独創的な設計を特徴とするエアロロードのワン。いっぽう、オーソドックスなフォルムのO2は軽さを高次元で実現。2018モデルで第二世代へ進化したO2ヴァムでは、ディスクブレーキモデルでフレーム重量わずか700gを達成。軽量ディスクロードの急先鋒として名乗りを上げた。
2017シーズンからは、アージェードゥーゼル・ラモンディアールに機材供給を開始し、ツールなどの険しい山岳ステージで複数の区間勝利を収めてきた。
そして2020年、ファクターの主戦機であるワンとO2 ヴァムの最新技術を融合したまったく新しいモデルが開発された。それが軽量エアロロードのオストロヴァムだ。NACA翼断面チューブの後端を切り落とした、いわゆるカムテールチューブを採用しつつ、フラット面に凹面を設ける独自チューブを開発するなど細部に至るまで最適なエアロプロファイルを採用。
フレーム重量780gの軽さを実現し、空力と軽さを高次元で達成。2020シーズンで、イスラエル・スタートアップネイションのダニエル・マーティンがブエルタの山岳ステージで区間勝利をあげるなど、その実力を証明している。
ONE
2015年に登場したエアロロード、ワン。3年後に登場した第二世代は、独自のオーティスフォークやツインヴァンダウンチューブをより進化させつつ、タイヤクリアランスを28mmまで拡張。2019年UCI女子ワールドランキング1位のトップスプリンターであるロレーナ・ウィーブスがワンで勝利を量産した
O2 VAM
ワンと性格を分ける形で軽量万能モデルとして2016年に誕生したO2。初代モデルでフレーム重量740g(リムモデル)を実現。アージェードゥーゼル・ラモンディアールとともに数々のトップレースシーンで活躍。その後2018モデルのO2ヴァムは、ディスクブレーキで700g、リムブレーキ630gまで進化
OSTRO VAM
空力性能はワンレベルまで引き上げつつ、フレーム重量780gの軽さを手に入れたニューモデル。パリ〜ルーベのような悪路走行を想定した高い快適性も手に入れている。2021シーズンは、イスラエル・スタートアップネイションに移籍したクリス・フルームがオストロヴァムを駆る
未来を予想した革新的な「001」
2009年に発表した処女作ともいうべきモデルが001だ。まだロードには普及していなかった油圧ディスクブレーキを搭載し、最新ワンの原型と言える独創的なツインダウンチューブなど、電子制御などそのユニークな設計と洗練されたデザインは、ファクターのもつ高いポテンシャルを示していた
SECOND GRADE
FACTOR/O2(2nd Gen)
ファクターを名実ともにトップレーシングブランドへと成長させた軽量オールラウンドモデル「O2」。
性能に磨きをかけつつも、フレームセット29万5000円(税抜)を実現した注目モデルをインプレッション。
求め続けたリズミカルなダンシングに出合える
第3世代へ進化した軽量オールラウンドモデルのO2。いわゆるプロ仕様のO2ヴァムモデルもランナップするため、O2はスタンダードモデルという位置づけだ。
SHARE