メキシコで日本人がグラベルレース開催、アウトドアの楽園グアナフアト

メキシコ中部の観光地、アウトドアの楽園、グアナフアトで日本人がグラベルレースを開催する。

メキシコ在住のGFNY日本親善大使、YOHこと山田洋平さんが代表を務めるコミュニティ「Huekapipo」と地元グアナフアトのサイクルスポーツイベントプロモーター、La Venadaさんがタッグを組み、インターナショナルなグラベルレースを6月19日に開催する。エントリーは4月初旬から。当初は日本からの参加も呼び掛ける計画だったが、コロナ禍ではなかなか難しいのは事実、今回はアメリカ、メキシコからの参加者に呼び掛けている。その大会の模様、YOHさんの活動を紹介しよう。

コロナ払拭の希望を灯すメキシコでのグラベルレース

狙いは日本では味わえない“リベラルオフロード”

メキシコの中央部、標高2000ｍにあるグアナフアトはアウトドアの楽園といっても過言ではない場所、元来アウトドアが盛んなメキシコのなかでも、特に盛んな場所だ。

グアナフアトの街からハイキングロードまでは徒歩15分。クライミング、キャンプ、トレイル、ハイキングなどアウトドアのアクティビティは日本とは比べ物にならない手軽さだ。中でもMTBは家族が楽しむアクティビティの1つとして大人気！　ぽっちゃりのおばちゃんからご老人が気軽に楽しみ、バイクもピンキリなんだとか。おとぎ話の中のような、インスタ映え間違いなしのカラフルな街並みも、レースの魅力のひとつだ。

今回のコースはスタートから石畳。グアナフアトの観光地を走り抜け、一周35㎞のオフロードコースを2周する。一見、短くて物足りなそうな距離だが、標高2000mの低酸素、激坂区間、ダート路面、急斜面下りのハイテクニカルコースに面食らうかもしれない。

La venada代表：Fosforo Garcia氏。ギネス記録にもなっている世界一長いアーバンダウンヒルをコロンビアで開催した実績をもつ

満を持してグラベルレース開催に手を挙げた
謎のコミュニティ「Huekapipo」

今回のグラベルレース開催にいち早く手を挙げたのが、YOHが代表を務める謎のコミュニティ「Huekapipo」だ。

代表を務めるYOHはメキシコ在住7年目のベテラン。高校からロードバイクを初め、現在はGFNY日本親善大使としてGFNYレースの日本開催も進めている。そんな彼がメキシコのオフロードサイクルの良さを伝えるために2021年結成したのが「Huekapipo」なのだ。

YOHは「日本のオフロード環境が整ってない状況に対して、グラベルが流行り始め、もっとオフロードを走りたい日本人の方たちにとって、それこそ“楽園”となりえる場所、それがグアナフアトである」と語る。グアナフアト州は世界の中でも一大工業産業地帯として日系の製造工場が200社以上ある事で日本への関心も高く、話題性もあるという。そういったビジネスに身を置く側のYOHとしても、このGGGレース開催はぜひとも実現したい夢のひとつ。彼の強い意気込みは動画をチェックすればきっと伝わるはずだ。

Global Gravel Guanajuato(通称GGGレース)

開催場所：Guanajuato Capital（BJX Bajio internacional空港から車で40分）
開催日：6月19日
スケジュール：
6月18日（金）夕方～　前日ゼッケン受け渡し、EXPO
6月19日（土）　7:30　一斉スタート、午後 フィニッシュ、表彰式
距離別クラス：75km、40㎞
獲得標高：約1,500m(75km)、500m（40㎞）
レベル：中級
募集人員：全クラス合わせて350人
募集開始：4月初旬～
ルート：誘導員が随時案内板とともにコース上に立ってます

大会WEBサイト
http://www.lavenada.org/

問い合わせ
Huekapipo@gmail.com