木更津駅から犬吠埼へ!絶景と海鮮丼を目指して|篠さんのチバイチチャレンジ【1日目】
Bicycle Club編集部
- 2021年03月20日
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昨年11月に24時間で千葉一周を走り切るというチャレンジに成功したサイクリングブロガーの篠さん。今回は、1泊2日で千葉一周を走り切るというチャレンジをした。1泊2日ならではの走り方や楽しみ方をリポートする。
1日目は木更津駅をスタートして、反時計まわりで犬吠埼まで。青い海と青い空が最高に気持ちいい!
楽しみにしていたフラワーラインと海鮮丼
スタートの木更津駅から一本海沿いの県道90号に出たおかげで、早朝の交通渋滞に悩まされることなく快適に走行できました! 南下するにつれて信号の数も減っていき、館山城まであっという間。
そのあとは楽しみにしていたフラワーラインです!! まっすぐに伸びている区間の両脇には菜の花が満開!! ちょうど見ごろだったので、菜の花の黄色と空の青のコントラストがとてもキレイで癒されました。
富津岬の展望台。天気がいいと対岸の横須賀市が見える
ガッツリ昼食をとる予定だったので、午前中は意図的に補給少なめにしましたが、昼食手前20kmで空腹がピークに……。 でも海鮮を食べたかったので、背中の駄菓子ラムネでなんとか持ちこたえました(笑)。
金谷港近く、房総なぎさラインから少し海のほうへ下りた磯。地平線が見えるので地球を走っている感じがスゴい!
東京湾フェリーが停泊する金谷港。南房総の食と文化が集まるザ・フィッシュがある
昼食は魚水でマグロ漬け丼と伊勢海老味噌汁を注文。ひもの屋なので16時までずっと開いています。昼食時間を気にせずにマイペースで走れるのでけっこううれしいポイントです。
おなかを空かせたあとの伊勢海老の味噌汁は身体にしみわたる〜!! マグロ漬けもいい味です。それはそれは美味でした!!
ひもの屋「魚水」で食べられるマグロ漬け丼と伊勢海老味噌汁。自転車ラックがあり、多くのサイクリストがお腹を満たす
白浜〜千倉海岸〜和田浦までの海沿い区間は遮るものが皆無ということもあり、1日めのなかではいちばん向かい風が強い区間となりました。ここでかなり足が削られました……。風向きの大切さを知らされます……。
初めて走る道には新しい感動がある
海沿いでほどよくアップダウンがあるのは勝浦あたりまでです。県道128号、鴨川市の内浦から小湊へ抜ける道に「とんねる水族館(実入歩道トンネル)」があります。初めて入ってみましたが、トンネル内の壁一面、約233mにわたってアクアリウムの絵が描かれていて、とても幻想的な空間に感動!! ぜひみなさんにも行ってみてほしいです。
いすみ市より先はド平坦!! 全長64kmほどの九十九里ビーチライン、今回は県道30号の飯岡一宮線ではなく、そのさらに一本内陸側入山津中瀬線をチョイス。途中で県道30号に接続しますが、交通量も少なく信号も減るのでかなり快適なルートでした。
なにせ前回走ったときとは違って1日めの総走行距離が240kmしかありません。九十九里まで来ればほぼ終わったようなものなので、気持ちの面ではかなりラクでした。
城山公園の頂上へちょっとしたヒルクライム。館山市街を眼下に見る眺めは最高。館山城の模擬天守がある
南房総市千倉町千田にある護岸の壁画は1.4kmも続いている
白浜あたりの海岸沿い。曇りになってしまい少々残念。晴れていれば碧い海と空のなかを走れる。千葉一周のなかで海沿いを走れるいちばん長い区間
銚子ドーバーラインあたりで夕暮れを迎え、犬吠埼まで流してゴール。真っ暗ななか、灯台のあかりが静かに回っていました。 宿に着き、露天風呂で疲れを癒やしました。全体にダルい感じはありましたが、関節系の痛みはなく明日も快走できそう! 地魚を使った懐石を堪能して、マッサージボールで少々ケア。ちょっと身体は興奮ぎみでしたが、明日にそなえました。
千葉県をぐるりと一周!今回走ったコースはこちら
1泊2日で走り切るチバイチは反時計回りで走る。木更津駅を朝6時30分に出発、ほぼ海沿いを走り、犬吠埼で宿泊。翌朝は犬吠埼を6時に出発して利根川サイクリングロードと江戸川サイクリングロードをメインに走る。
自転車で走ってチーバくんを描く!
GPSログを記録しておくと、走った軌跡がチーバくん(千葉県の形をしたゆるキャラ)になる。公道を走って、その県を描けるというのはじつはあまりない。だからこそチバイチ!
ライダープロフィール
篠さん
ブログ「山は性癖です。」でおなじみの坂好き女性ライダー。上りを求めて走ることもあれば、レース、ツーリング、平地ライドも好んで走る。
ブログ「山は性癖です。」 https://shinorz.hatenablog.com
Twitter @shino_138
Instagram shino_138
FaceBook テイ ヨウフウ(大徳 楓)
3月20日10:00~ 篠さんがFUNQフェスに登場します
思わずハマる自転車“沼”
ヒルクライマー/篠
ヒルクライムは芸術、峠道はロマン。ヒルクライム(登坂)が好きすぎて、峠の多い地域に引っ越したという健脚サイクリスト。ロードバイクのほか、輪行やオフロードなど、サイクリングの魅力を伝える。サイクルウエアブランド「アソス」のアンバサダーも務める。
サイクリスト/マルコ・ファヴァロ
バイシクルクラブや自転車イベントに頻繁に登場する、イタリア・パドヴァ州出身のオシャレ&おしゃべりサイクリスト。国際自転車交流協会の理事やコラムニスト、海外選手通訳、イベント主催など、日本自転車界のあらゆるシーンで活躍中。
自転車の楽しみ方はひとそれぞれ。走る、眺める、撮る、磨く……いろいろあるけれど、もっと奥深い“沼”まで足を踏み入れると、そこはもう趣味を超えたライフワーク。年間獲得標高35万mという超“峠”好きヒルクライマー篠さんと、本場イタリア出身のしゃべるオシャレ自転車乗りマルコ・ファヴァロさんは、どんな沼にハマっているのでしょうか?自転車が気になっている人やハマりはじめた人をぐっと引き込む、愉快でハッピー、ちょっぴりマニアックな自転車トークをライブ配信。
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- CREDIT :
- TEXT:篠/山崎理恵(編集部) PHOTO:管洋介 MAP:周地社
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PROFILE
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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