知床五湖|北海道・ジャパンバイシクルルート実走調査
Bicycle Club編集部
- 2021年03月31日
清らかな里から世界遺産の湖へ
どの風景を切り取っても美しい清里町をスタートに、天に続く道などの人気スポットを訪ねながら、世界遺産知床半島の知床五湖に向かう濃厚なコース。見どころが多く、時間に余裕を持って計画したい。木々の間から現れる知床五湖の異次元の美しさは圧巻! だが、散策は最短コースでも40分かかるので注意。歩ける靴の準備も必須だ。
女満別から清里までの道も美しく走りやすい。空港から知床五湖や知床峠をダイレクトに目指し、ウトロなどに宿泊、知床をゆったり楽しむのもいいだろう。秋以降は、稼働を止める自動販売機も多い。確実に営業している道の駅や観光施設を事前に確認し、最低限のドリンクや食べ物は携帯しよう。
天に続く道。色彩豊かな木々やパッチワークが立体的に重なり、ジオラマのよう
海の向こうに知床半島が
夕日に赤く染まる活火山知床硫黄山。たたずまいはどこか神々しい
清里〜斜里は美しい田園風景や木立の間を抜け、走る。清涼な空気に気持ちも洗われていくよう。交通量は少なく、少々のアップダウンやコーナーがアクセントになり、楽しめる区間だ
斜里岳の雪が伏流水となった「来運の水」。澄んだ水は鏡よりも鮮やかに景観を映し出す。飲用可能
知床最大の滝、オシンコシンの滝
知床&オホーツクのことなら、知床サイクリングサポートへ!
この地域の楽しみ方を知りつくした万能ガイド西原重雄さん。ロード、MTBのガイドツアー、冬季の雪上ライドを行う。グランフォンドきよさとをはじめ、さまざまなイベントの企画運営にも携わる。各種レンタサイクルもあり。ツアー内容や料金の詳細はwww.shiretokocycling.com/ja
オススメの立ち寄りポイント
道の駅うとろシリエトク
レストランは、鹿肉や鮭のバーガー、パンチェッタチーズ、流氷フロートなど、地域色を打ち出したメニューをテイクアウトできる貴重な補給スポット
斜里窯&陶房cafe(カフェ)こひきや
手作りの器でランチやスイーツを提供
知床五湖ルートマップ
アップダウンはあれど、どれも比較的ゆるやか。次々現れる絶景に気を取られ、感動しているうちに走り終えてしまう。夏季は約13kmで720m程度を上る知床峠へのヒルクライムも追加可能
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サイクルライフナビゲーター
絹代さん
イベントやレースのMCや執筆、健康/観光/町づくりなど自転車に関わる全般でマルチに活動中。茨城県内の自転車活用推進計画などの検討委員も務め、自転車環境の向上や魅力発掘・発信等の活動にも携わる。
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PROFILE
Bicycle Club編集部
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