足摺チャレンジングコース｜高知県・ジャパンバイシクルルート実走調査
Bicycle Club編集部
- 2021年06月26日
太平洋の海景を満喫。爽快に走る100マイル
宿毛を出発し、川と海を楽しむ走り応えたっぷりの100マイルコース。青い海を望める晴れた日に走りたい。
河口近くの四万十川を経由し、ゴツゴツと岩が並び南国ムードが漂う足摺半島、かつおぶしの香りが漂う漁業の町や白砂の南国風ビーチ、知る人ぞ知る「透明すぎる海」を楽しめる柏島、太平洋の広がりを望む西岸と、趣の異なる水辺の景観の遷移を満喫できる。
獲得標高は増えるが、ダムを通り、どこか懐かしい壮大な田舎風景を貫いて走る三原村経由ルートも人気。距離も長く、小ぶりのアップダウンが続く少々タフなコースであり、足摺岬や、往復の行程が必要な柏島をカットし、シンプルなコースとして走ってもよいだろう。
余裕があれば側道に入り、美しい海に断崖が連なる叶崎を眺めに行きたい。海の青さに目を奪われる。ひっそりたたずむ灯台や、のんびりくつろぐ猫たちなどのファンも多い。土佐清水市大津
奇跡の透明度で「船も宙に浮いて見える」と言われる海が広がる柏島。黒潮と豊後水道の交差点で養分が豊かで、1000種類もの魚やサンゴ礁が楽しめるダイビングの名所。島までの往復が必要だが、ぜひ足を運びたい。時間が早いとより美しい
オススメの立ち寄りポイント
足摺海洋館SATOUMI（さとうみ）
ウミウシが乗るボーダーのポストがお出迎え
リニューアルした海洋館。竜串湾の生き物を中心に展示。カフェも併設。建物裏には土佐日記にも登場する美しい「桜浜」が広がる。海の中には熱帯魚が！
道の駅大月
イチゴ入りの氷を削る「苺氷り」。地元牛乳のソフト、練乳、マカロンをオン。禁断の味！
上／土佐清水のソウルフード「ぺら焼き」 左下／お湯を注ぐだけで土佐清水名産の宗田節を手軽に味わえる「Soup Broth」 右下／柚子の効いた寿司飯に野菜類を乗せた「田舎寿司」
みはらのじまんや
幡多郡三原村宮ノ川1130
地図点線のショートカットコースにある三原村の特産。左／ふわふわの「土佐三原村のどぶろくロールケーキ」土佐三原どぶろく合同会社（フェイスブックあり） 中・右／ライドに携帯したい「ゆずぴーる」、「トマトジュース」
物産館サンリバー四万十
中村の老舗「ピノキオ」の 「ぼうしパン」と 「バナナケーキ」。「右城松風堂」の「筏羊羹」。さつま芋の砂糖菓子は「亀おこし」
菱田ベーカリー
左／自転車イベントでふるまわれたスティック状になった「羊羹バー」 右／「羊羹ぱん」は物産館サンリバー四万十などで販売
足摺チャレンジングコースルートマップ
激坂はないが、アップダウンが繰り返し現れ、距離も長く、じわじわ脚に来る。獲得標高は約1600m。時間を見て岬や柏島をショートカットしてもいいだろう
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サイクルライフナビゲーター
絹代さん
イベントやレースのMCや執筆、健康／観光／町づくりなど自転車に関わる全般でマルチに活動中。茨城県内の自転車活用推進計画などの検討委員も務め、自転車環境の向上や魅力発掘・発信等の活動にも携わる。
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