BIANCHI・SPECIALISSIMA DISC【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年04月14日
走れるスポーツバイクジャーナリスト・ハシケンによる100kmインプレッション連載。
気になる最新のトップモデル1台を徹底的に掘り下げて紹介。
今月は、ビアンキのフラッグシップレーサーとして君臨する新型スペシャリッシマの全貌を明らかにする。
”もうひとつの旗艦モデル”の時代が幕を開ける
1885年、エドアルド・ビアンキが北イタリアのミラノに創業した古参メーカーは、その時代を象徴するトップレーサーたちとともに数々の栄冠をつかんできた。ファウスト・コッピ、フェリーチェ・ジモンディ、マルコ・パンターニらその顔ぶれは、まさに自転車レース界の歴史そのもの。
そのイタリアンブランドを象徴する青空を意味するチェレステのブランドカラーは、ビアンキを崇高な存在へと押し上げてきた。
今から6年前、ビアンキ創業130周年の節目の年に誕生したニューモデル。それが、特別中の特別を意味するスペシャリッシマ。リムブレーキ仕様でフレーム重量780gの軽量バイクとしてビアンキの看板を背負ってきた。
そのスペシャリッシマと双璧をなす存在であるエアロロードのオルトレ。こちらは2014年からスポンサードを開始したチーム・ロット・NLユンボ、そして現在のユンボ・ヴィズマのメインバイクとして、2020シーズンまで7年間にわたってワールドツアーで数々の勝利をあげてきた。2 020年のブエルタ・ア・エスパーニャではプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が連覇を達成したことは記憶に新しい。
この間、アップデートが行われていなかったスペシャリッシマだったが、ついに待望のフルモデルチェンジ。フレーム重量750gの軽量モデルを徹底インプレッションする。
TECHNOLOGY
フレーム重量750gの軽さを実現した新型スペシャリッシマ。
ディスクブレーキ化に伴い、エアロダイナミクス性能も向上。
磨きをかけてきたオールラウンドレーサーを作り出す最新テクノロジーに迫る。
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