街から河川敷など、夫婦で楽しめるグラベルロード、3T EXPLORO(エクスプローロ)
Bicycle Club編集部
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「無骨なイメージが強い、グラベルロード。じつはロードバイク初級者や女性にオススメです」というのは、群馬県前橋市のサイクルショップWISHの下田晋一郎店長。利根川河川敷のグラベルを夫婦で楽しんでいる。
「以前、ロードバイクにも乗っていたんですが、グラベルロードならタイヤが太いので安心して走れます。街中でも意外と段差があるので、ロードだと正直、乗りにくかったんです」という奥様。
ここでは愛車、3Tのエアログラベルロードバイク 「EXPLORO(エクスプローロ)」に乗って、前橋を起点に下田夫妻がおススメする利根川河川敷のグラベルライドを案内していく。
グラベルとサイクリングロードが並走する利根川自転車道
前橋駅をスタートし、県道109号で利根橋を渡ると、利根川の右岸側にある利根川自転車道に降りられる。この日はここを川上へ向かい、坂東橋までいき、そこから右岸を下ってくるコースを楽しんできた。
「利根川自転車道沿いにクルマが通れる未舗装路があるので、グラベルライドが楽しめます。じつは私の通勤路なんです」という下田店長。
自転車が盛んな前橋エリア。川沿いには前橋グリーンドーム、さらに岩上緑地にはオフロードサイクルコースがある。利根川自転車道は多くの人がサイクリングを楽しむ名所としても有名だ。この日も平日にもかかわらず、多くのサイクリストたちとすれ違った。
かなり乗りなれている格好の奥様に、どれくらい乗るんですか? と聞いたところ、「距離よりも、鳥や花を眺めたり、インスタ用の撮影がメインなんでホントのんびりなんです」という。
今回のテーマは「グラベル」ということだったが、疲れたら舗装道を走ればいいので、途中でお互いに違ったルートを走ることもでき、下田店長だけがグラベルを楽しむシーンもあった。こんな風に自由にルートが選べるのも面白いところだ。
「普段は650Bを履かせて、段差でジャンプを楽しんだりもしています」というエクスプローロのヘビーユーザーでもある下田店長は、グラベルをガンガン楽しんでいく。5月末に開催されるジェロボームにも参戦予定なので、その練習も兼ねてこのコースはよく走るのだという。
川沿いなのでコースは基本フラットだが、意外とアップダウンがあり、変化に富んている。なのでギヤをフルに使って上るシーンもある。エクスプローロプロはフロントシングル40Tに対して、リアカセットが42Tまであるので、余裕をもって上りを楽しむことができる。
利根川から少し離れて天狗岩用水、そして馬ともふれあえる
途中、利根川から離れて天狗岩用水と呼ばれる農業用水沿いのコースを走った。「この用水を作るのに天狗が表れて巨岩を取り除いた伝説があるんです」と下田店長。そんな説明を受けながら進むとハナダイコンと呼ばれる紫色の花が咲く幻想的な風景が広がる。さらに先へ進むと、赤城乗馬クラブがあり、馬とふれあうことができる。
乗馬クラブを過ぎるとそろそろ目的地の道の駅よしおか温泉が近くなってくる。
グラベルロードなら砂利道も簡単に楽しめる
この日は桜の見事な季節。ちょっと薄曇りだったが、天狗岩用水発電所の手前の未舗装路には見事な桜が咲いていた。こんなところへ気兼ねなく寄り道できるてしまうのもグラベルロードのいいところだ。ロードバイクだったら、砂利道はパンクが怖くて避けていただろう。
ついつい桜のなかで撮影してみたくなるような。幻想的な光景が広がっていた。
道の駅よしおか温泉で休憩したら折り返し
道の駅よしおか温泉は地元サイクリストたちの憩いの場所。レース系の人から、のんびり楽しむ人たちまでが集まるスポットとして有名だ。この日も下田夫妻の知り合いが何人もここでくつろいでいた。お食事が楽しめるだけではなく、足湯もあるので立ち寄るにはちょどいい場所なのだ。
坂東橋を渡って折り返し、閑静な住宅街を通って前橋市街へ
道の駅よしおか温泉で休んだら、坂東橋を渡り左岸へ。
本来ならば橋の上からから赤城山、榛名山を見渡す絶景を眺める予定だったが残念。それでも赤城山はうっすらと眺めることができた。ここからはちょっと駆け足で帰路を進む。敷島公園周辺は閑静な住宅街となり、おしゃれなカフェもあるエリアだ。
敷島公園は花見や散歩で人気のスポット。奥さんもお気に入りの猫ちゃんもいる。
さらに進んで前橋市街はクルマ通りも多く、でこぼこのある自転車通行可の歩道を進むこともある。こんな街中でも、ちょっと太めのタイヤを履くことができるグラベルロードなら、より快適に安心して走ることができる。
前橋といえば焼きまんじゅう、そして臨江閣
そして、前橋といえば名物は「焼きまんじゅう」。老舗原嶋屋総本家へ立ち寄ってから前橋駅へ戻ることにした。木造の趣のある建物で待つこと20分という大人気のお店だ。せっかく群馬によったらぜひ食べて帰りたい。
甘辛いみそ味の焼きまんじゅう。見た目よりあっさりしているので、何本でも食べられてしまう。
こうして一周して戻ってきたら、前橋市街だ。前橋といえばランドマークとして立つ群馬県庁に目が行ってしまうが、その近くには臨江閣と呼ばれる明治17年に作られた木造の迎賓館も残っており、その風情を楽しむことができる。
下田夫妻が乗っていたグラベルバイク
今回下田夫妻が乗ったバイクは、3Tのエアログラベルロード。エクスプローロ プロGRX1×11完成車だ。「グラベルロードというと、デザインが無骨なイメージがありますが、これはスタイリッシュで色もかわいいのがいいですね。デザインはバイク選びでゆずれないとことですね」と奥様。
シートチューブの造形など、エスプリの効いたイタリアンデザインが3Tらしさ。
レバーが扱いやすいことで知られるシマノ・GRXというのも、手の小さい女性にはうれしいところだ。
そのいっぽうで、タイヤを交換すれば650Bも取り付けられるなど、本格的なグラベルレースにもチャレンジできるポテンシャルを持っているのもエクスプローロの魅力だ。
1つボトルケージがついてくるのもうれしいところだ。
3T・エクスプローロ プロGRX 1x11s完成車
EXPLORO PRO GRX 1x11s完成車
価格:484,000円(税抜)
重量:9.2kg
製品の詳細はこちら
https://3t-bike.jp/frame-exploro-pro-grx.html
DATA
フレーム:3T EXPLORO PRO
フォーク:3T FANGO PRO
ステム:3T APTO PRO(S:80mm, M:90mm, L:100mm)
ハンドル:3T SUPERERGO PRO(S:400mm, M:440mm, L:440mm)
シフター / ブレーキ: SHIMANO GRX
Fメカ:-
Rメカ: SHIMANO GRX
クランク:SHIMANO GRX
カセット:SHIMANO CS M7000 11/42T
サドル:WTB SL8 142mm
タイヤ:WTB RIDDLER 700x37c
ホイールセット:FULCRUM RACING7 700c TLR
下田晋一郎
自転車通勤歴 10年、通勤距離往復60km。昨年まではエクスプローロTEAMを、今年よりエクスプローロMAXを使用。ホイルは3T・ディスカスi28 650B、コンポーネントはスラム・イーグルAXSを組み合わせたグラベルプラス仕様を継続して愛用している。平日は通勤自転車として、日曜の朝はお客さんと一緒に県内各地のグラベルを走るパートナーとしてエクスプローロに絶大な信頼を寄せている。ロードモデルSTRADAも所有し、全ての3Tバイクの乗り味を知る。
DATA
サイクルハウスWISH
WEBサイト http://www.ch-wish.com/
FACEBOOK https://www.facebook.com/cyclehouseWISH
TWITTER https://twitter.com/ch_wishcom
INSTAGRAM https://www.instagram.com/cyclehouse_wish/
3T ジャパン WEBサイト
https://3t-bike.jp/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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