カトちゃん×マルコ・ファヴァロの自転車放談! 自転車のトレンドはどう変わった?|後編
Bicycle Club編集部
- 2021年04月28日
イタリア人、マルコ・ファヴァロさんと名古屋の老舗のデッドストック天国、ヴィンテージ専門店のカトーサイクルプラスの加藤康弘店長、異色の2人が対談! 国や文化は違えど、自転車好きのマルコさんと加藤さん。趣味自転車のトレンドの移り変わりや、自転車マニアがイタリアと日本でどう違うのか? 自転車という趣味の深い‟沼”に底はなし……。二人の放談はまだまだ続く!
INDEX
趣味自転車のトレンドの移り変わり
マルコ・ファヴァロ(以下、マルコ):情報がない時代、いろいろ工夫して楽しんだと思います。やっぱり自転車のいいところは、カスタマイズできること。いろいろ生産国があって規格があって、そこを楽しむのが自転車。
加藤康弘店長(以下、カト):それにいろいろ種類もあるからね。BMXとかMTBとか自転車自体も変わっちゃうから。ツーリング車もやっていて、つまりウチはぜんぶやったから、そういうのが残っちゃって今にいたるわけです。
マルコ:70年代くらいからスポーツ自転車市場も大きく変わってきましたよね。
カト:70年代になると、自転車がカスタマイズできるようになった。問屋も力を入れてきて、やるぞといことでフレームがいっぱいあって。ショップ向けのマークなしのフレームとか、メーカーもオーダーカラーをやったり、サイズもたくさんあって。種類が多かったですね、あのころは。
マルコ:でもマウンテンの時代になっちゃった。
カト:ロードパーツが余っちゃって。問屋も売れ残ったやつを「ちょっと安く引き取って」ということもあったし。メーカーも輸出用が残っていてという箱が届いて開けてみたら、全部後ろハブばっかりだったとかね(笑)。
マルコ:そういうガラクタがお宝になったということですね。ヴィンテージでのトレンドみたいのはありますか? 今は世界的にヴィンテージブームですけれど。
カト:ちょっと前はロード、ランドナーも人気がありましたけど。そういう人たちは今はもうスペアまで持っている状態だから。3年ぐらい前は、オールドBMXがけっこうはやって。その前の流行後に残っていたパーツがほぼ売れましたね。
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- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:西山貴之(編集部) PHOTO:大星直輝
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