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リエージュ女子は新星デミ・フォレリングが初優勝。與那嶺恵理は81位完走

4月25日、女子アルデンヌクラシック3連戦の最終戦となる「リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ ファム」が、ベルギーで開催された。

140.9kmで行われた女子レースは、バストーニュからリエージュに至る、男子のコースの後半をほぼそのまま使ったもの。レースはラストの上りを終えた時点で5人の先頭グループに絞られ、24歳のデミ・フォレリング(SDワークス、オランダ)がゴールスプリントを制してワールドツアー初優勝を飾った。

フォレリングは1週間前のアムステルゴールドレースでは2位。4日前のラ・フレーシュ・ワロンヌでは、優勝したチームメイトのアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ)を最終局面でアシストした。今度はそのファンデルブレッヘンが、先頭グループの最終局面でフォレリングを力強くアシスト。今季よりワールドチーム所属の新星を勝利へと導いた。

與那嶺はレース前半を集団内で積極的にポジショニングしたが、厳しい上り区間が始まる中盤にメイン集団から脱落。ほぼ最終走者となる81位でフィニッシュした。

以下では與那嶺自身のレポートをお伝えする。

30歳の誕生日は失意のレースに

体がパタっと止まってしまい、何とも。

30歳の誕生日、何とも。記憶に残る日。今日(26日)病院に行って血液を含めて精密検査を受けます。

アルデンヌクラシック3戦目。過去、私が走った中で最もきついコースだと感じたリエージュ。13個の厳しい登りにジェットコースター。やる気満々で臨みました。試走もしっかり行え、週のなか日も丁寧に過ごして、やるべきことを淡々とやってレースに行きました。

レース中盤に異変

レースコースが最初から厳しすぎるためとにかく前で。50km過ぎから始まる厳しい登り、体も軽くほぼほぼ先頭で突入。登りきってポジションもキープでき、今日は間違いなく行ける。

ちょこっと下ってまた登り返し。突然足が石みたくなってしまい、全く体に力が入らず。先頭で突入して、しかしほぼ全ての選手に抜かれてしまいました。

もう悲しくて、何が体に起きているか理解ができず、涙ぽろぽろ。チームメイトも監督もどうしたんだ!? と心配するばかり。

あとはひたすらグルペットで耐えるだけ。体が痛くて重くて、全然動かず、泣いちゃいます。

ほぼほぼ最終走者でゴール。ここまで走れなかったスプリングブロックは初めて。1月2月の合宿、新しい安全なチーム、最高の機材で望んでこの結果はとても残念。体の検査をしっかりしてまずは原因を突き止めないと。

とにかく結果で応えたい

キャンパーに戻って、泣いちゃったらみんなハグしてくれて。大丈夫、強いのは知ってるから、まずは体をケアしなさいと。

ハッピーバースデーケーキも準備されててみんなで美味しく食べて、このチームで良かったなと。とにかく私は結果で応えたい。

次のレースは、1ヶ月後。ミドルベースを再構築して1ヶ月後、5月末の6日間のステージレース。ドイツ「Thüringen Ladies Tour」に出場します。

 

全てを力に変えて
よなみね えり

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ ファム(1.WWT)結果

1 デミ・フォレリング(SDワークス、オランダ)3:54’31”
2 アネミエク・ファンフルーテン(モビスター チーム、オランダ)ST
3 エリーザ・ロンゴボルギーニ(トレック・セガフレード ウィメン、イタリア)ST
4 カタジナ・ニエウィアドマ(キャニオン・スラム レーシング、ポーランド)ST
5 アンナ・ファンデルブレッヘン(SDワークス、オランダ)+0’02”
6 マリアンヌ・フォス(チーム ユンボ・ヴィスマ ウィメン、オランダ)+1’27”
7 アシュリー・モールマン(SDワークス、南アフリカ)ST
8 セシリーウトラップ・ルドヴィグ(FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ、デンマーク)ST
9 ルシンダ・ブラント(トレック・セガフレード ウィメン、オランダ)+1’59”
10 アマンダ・スプラット(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)ST
81 與那嶺恵理(チーム ティブコ・シリコンバレーバンク、日本)+15’03”

大会WEBサイト
https://www.liege-bastogne-liege-femmes.be/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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