LOOK・795 BLADE RS【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年05月19日
気になる最新モデルを徹底的に掘り下げる自転車ジャーナリスト、ハシケンによる
100kmインプレッション連載。今月は、ルックの屋台骨を支えるエアロロード795ブレードRSの
最新モデルにフォーカス。そのテクノロジーからライドパフォーマンスまで全貌を明らかにする。
300g以上の軽量化を果たしたフレンチエアロロード
歴史的建築や遺産が残るフランス中央部のヌヴェールに本社を置く1951年創業のルック・サイクル・インターナショナル。同社が競技自転車にもたらした功績はあまりに有名だ。創業者ジャン・ベイル氏によるスキーのビンディングシステムの開発は、のちに自転車のビンディング機構を生み、1984年には「PP65」によって、ベルナール・イノーによるツール制覇の足元を支えた。
その後、時代に先駆けてカーボンフレームを手がけ、グレッグ・レモンがツールを制した同社初のフルカーボンフレーム「KG86」は、現代の競技自転車の始まりと言っても過言ではない。
このように、技術進化の歴史に名を刻んできたフレンチブランドは、現在エアロロードの795を筆頭に、山岳アルティテュードモデルの785、エンデュランスの765などがそろう。
なかでも本格的なエアロロードとして歩み出した795は、昨今のエアロロード全盛時代においても独自のテクノロジーを搭載し、その存在感を示してきた。この795が、2021モデルではシステム全体重量で300g以上の大幅な軽量化を実現。
今月は3年ぶりにモデルチェンジを果たした新型795ブレードRSのテクノロジーをひも解き、その性能を検証する。
TECHNOLOGY
すでに高次元のエアロロードとして確立された795ブレードRSが、
大幅な軽量化を果たしてモデルチェンジ。
アップデートされた新型に搭載される最新テクノロジーに迫る。
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