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デイライトで安心・安全に走る!「#昼でも点けよう」を広めよう|TREK

日本において、いや世界においても安心・安全にバイクを楽しめている……とは言いがたいと感じる。道路状況の改善や法整備も必要だろうが、私たち自身ができることだってあるはずだ。

そこで今回は、トレックが推奨するデイライトとその活動について紹介しよう。被害者にならない、加害者にならないためにも、日中点灯で安全・安心なライドを楽しもう!

被視認性を高める日中点灯のススメ

平成17年に警察庁が実施した日中点灯に関する調査研究では、19.2%のドライバーが「日中点灯は交通事故防止に効果がある」と答えている。また、とくに薄暮時間帯(日没前後1時間)は交通死亡事故が多発しているとも発表。こういった状況を踏まえ、いまや多くのクルマやオートバイが日中点灯を実行している。

一方、スポーツバイク業界ではトレックが動き出した。同社では、劇的に成長したスポーツバイク市場において「自転車による死亡事故がゼロになるまで行うべきことがある」と考え、どうすればサイクリストがドライバーからより視認されやすくなるかを研究。その答えが“日中点灯の促進”だ。

2019年ロード世界チャンピオンであるトレック・セガフレードのマッズ・ピーダスンは、「リアライトをつけてから、ドライバーが十分な距離を保って追い越してくれるようになった。まわりのサイクリストには、このライトを必ず使うよう薦めている」と語る。

時間帯を問わず、日中点灯による最大のメリットはドライバーからの被視認性の向上。また、「認識されやすい」ということは、相手に見られているということ。これにより、サイクリストのマナー向上にも役立つと考える。

フロント&リアライトの日中点灯以外にも、反射材を装備した専用ギアの着用なども行い、より安全により楽しいバイクライフを過ごしたいものだ。

数字が語る日中点灯の有効性

自転車事故の80%は日中に起きる

多くのドライバーが運転する日中こそ、サイクリストの被視認性を高めるために日中点灯を行う必要がある。

デイライト装着で事故率が33%減少

アメリカで日中点灯を行った場合、クルマは25%、オートバイは13%も事故率が軽減したという。

点滅させると240%も視認されやすい

無灯火時と比べて、自転車のライトを点灯すると最大1.4倍、点滅は最大2.4倍も車両から認識されやすい。

実態調査!
まだまだ少ないスポーツバイクの日中点灯

日中点灯の実施状況をトレックの社員が東京都内と近郊で調査。対象はフロントライトのみとしたが、後方からの被視認性を高めるためにリアの日中点灯も行いたいもの。

尾根幹のスポーツバイク点灯率
10%
時間帯 スポーツバイク フロントライト点灯数
10:00~14:00 256台 27台
渋谷近辺の通勤スポーツバイク点灯率
10%
時間帯 スポーツバイク フロントライト点灯数
7:00~9:00 73台 8台

トレック・ジャパン調べ

デイライトを広めるさまざまな活動が行われる

ひとつでも事故を減らすため、日中点灯の重要性を世界に発信

2016、2017ジャパンカップサイクルロードレースでは、トレック・セガフレードの選手全員がデイライトを装着。輝くトレインの疾走が大きな話題に

プロロードレーサーの多くが、レースやトレーニング中の事故に遭遇した経験をもっている。UCIワールドチーム、トレック・セガフレードの選手たちは、トレーニング中も日中点灯を実践。事故に遭遇するサイクリストをひとりでも減らすため、日中点灯の重要性を世界へ発信し続けている。

2017ジロ・ディ・イタリアの公式タイムトライアルレースでは、軽さよりも安全性への啓蒙を優先した選手がリアライトを点灯

イベントやスクールとの協働で「日中点灯」を推進

講師陣もスクール中にライト点灯

トレック・ジャパンは今年の啓蒙活動として日中点灯を推進する。これは、サイクリスト自身の身を守るためとドライバーに気づいてもらうことを目的とし、「サイクリストが被害者にならず、ドライバーを加害者にしない」活動とも言える。この活動にあたり、イベントやサイクルスクールと積極的に協働中。

サイクリストやトライアスリート向けに特化したトレーニングスタジオ”スマートコーチング” が5月2日に行ったサイクルスクールでも日中点灯の重要性が語られた。写真右はスマートコーチング代表の安藤隼人さん

適切なデイライトとは?

一般的にライトの紹介をする際に明るさを表すルーメン数(lm)が取り上げられる。しかし、適切なデイライトはルーメン数が大きいほど安全という訳ではない。適切なデイライトとして、ライダーの被視認性を日中でも高めるためには「点滅パターン」、「集中照射」、「照射範囲」が重要なのだ。

集中照射

光の向きをそろえて照射し、あらゆる角度から確実に視認される照度を確保。トレックのライトには被視認性を高める工夫が施される。

点滅

他社製では規則的な点滅パターンが多いが、トレックは違う。周囲となじみにくく、視認されやすい“不規則な”点滅パターンを採用。

照射範囲

早い段階でサイクリストを認識することができれば、ドライバーは安全に安心して追い抜くことができる。トレックは、最長2㎞先(最短でも400m)から視認できるライトを用意する。

ボントレガーのフロント&リアライトラインナップ

ボントレガーブランドのライトは豊富なラインナップ数を誇る。ランタイム(継続点灯時間)も使用条件によって大幅に調節可能。また、そのライトは点滅=ON→OFF→ON……ではなく、強いON→弱いON→強いON……のように、つねに点灯しているのが最大の特徴。厳密にいえば、道交法上はアウトとなる“OFF” の状態がないのだ。

遠くからはっきり見える!長距離ライダー向け

Ion Comp R

価格:1万2100円
最大ルーメン数:700lm
ランタイム:700lm/1.5時間、500lm/3時間、300lm/6時間、ナイトフラッシュ(200lm) /9時間、デイフラッシュ(300lm)/19時間
充電時間:6.5時間
機能:コンフィギュレーション、低電力モード

 

ランタイム
700lm / 1.5時間
500lm / 3時間
300lm / 6時間
ナイトフラッシュ(200lm) / 9時間
デイフラッシュ(300lm) /19時間

街乗りや週末のサイクリスト向け

Ion 200 RT

価格:8030円
最大ルーメン数:200lm
充電時間:2時間
機能:自動調光機能、モードのロック、低電力モード

 

ランタイム
200lm / 1.5時間
100lm / 3時間
5lm / 14.5時間
ナイトフラッシュ(5lm) / 30時間
デイフラッシュ(100lm) / 12時間

通勤通学、買い物ライダー向け

Ion 100 R

価格:5280円
最大ルーメン数:100lm
充電時間:4時間
機能:自動調光機能、低電力モード

 

ランタイム
100lm / 1.5時間
50lm / 3時間
5lm / 16時間
ナイトフラッシュ(100lm) / 7時間
デイフラッシュ(100lm) / 8時間

遠くからはっきり見える!長距離ライダー向け

Flare RT

価格:8030円
最大ルーメン数:90lm
充電時間:2時間
機能:自動調光機能、モードのロック機能、コンフィギュレーション、低電力モード

 

ランタイム
10デイフラッシュ(90lm) / 6時間
オールデイフラッシュ(45lm) / 12時間
ナイトフラッシュ(5lm) / 15時間
ナイトステディ(5lm) / 13.5時間
デイステディ(25lm) / 4.5時間

街乗りや週末のサイクリスト向け

Flare R City

価格:5280円
最大ルーメン数:35lm
充電時間:4時間
機能:自動調光機能、低電力モード

 

ランタイム
デイフラッシュ(35lm) / 8時間
ナイトフラッシュ(35lm) / 16時間
ナイトステディ(2lm) / 20時間
デイステディ(20lm) / 3時間

 

問:トレック・ジャパン
www.trekbikes.com

出典

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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