ツアー・オブ・ジャパン2021スタートリスト&コース解説、東京2020五輪コースも採用に!
Bicycle Club編集部
- 2021年05月27日
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5月28日から3日間の会期で行われる、日本国内最大級のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」(TOJ)。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、本来の8ステージから3ステージに縮小しての開催となるが、そのうちの2ステージが夏に開催予定の東京2020五輪ロードレースコースと一部重なるなど、話題性十分の大会となっている。ここでは3つのステージの解説と、スタートリストをお届けする。
ツアー・オブ・ジャパン2021 スタートリスト
宇都宮ブリッツェン
1 増田成幸
2 西村大輝
3 小野寺玲
4 中村魁斗
5 小嶋渓円
監督 清水裕輔
愛三工業レーシングチーム
11 伊藤雅和
12 住吉宏太
13 岡本隼
14 草場啓吾
15 大前翔
監督 別府匠
キナンサイクリングチーム
21 トマ・ルバ
22 畑中勇介
23 山本元喜
24 新城雄大
25 山本大喜
監督 石田哲也
那須ブラーゼン
31 谷順成
32 柴田雅之
33 西尾勇人
34 渡邊翔太郎
35 佐藤宇志
監督 若杉厚仁
チーム右京相模原
41 小石祐馬
42 石原悠希
43 武山晃輔
44 吉岡直哉
45 横塚浩平
監督 桑原忠彦
マトリックスパワータグ
51 フランシスコ・マンセボ
52 ホセビセンテ・トリビオ
53 吉田隼人
54 安原大貴
55 小林海
監督 安原昌弘
チームブリヂストンサイクリング
71 徳田優
72 山本哲央
73 河野翔輝
74 沢田時
監督 宮崎景涼
日本ナショナルチーム
81 石上優大
82 留目夕陽
83 山田拓海
84 天野壮悠
85 平井光介
監督 浅田顕
弱虫ペダルサイクリングチーム
91 入部正太朗
92 井上文成
93 香山飛龍
94 川野碧己
95 中島渉
監督 佐藤成彦
リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム
101 才田直人
102 小林弘幸
103 門田祐輔
104 小畑郁
105 西本健三郎
監督 宮澤崇史
レバンテフジ静岡
111 石井駿平
112 鈴木龍
113 海野晋作
114 野宮一朗
115 高梨万里王
監督 二戸康寛
スパークルおおいた
121 黒枝士揮
122 黒枝咲哉
123 孫崎大樹
124 沢田桂太郎
125 小野寛斗
監督 黒枝美樹
チームユーラシアIRCタイヤ
131 小村悠樹
132 寺澤アンドリュウ
133 色川岳宏
134 鈴木来人
135 湯浅博貴
監督 橋川健
日本大学
141 仮屋和駿
142 高橋舜
143 谷彰太
144 生野優翔
145 中野楚樂
監督 井上由大
京都産業大学
151 小出樹
152 吉田圭吾
153 上野颯斗
154 矢萩悠也
155 中村栄杜
監督 秋田謙
シマノレーシングが出場辞退
この大会への出場を予定していたシマノレーシングチームは、大会前PCR検査にて関係者1人が陽性になったため、参加を辞退することとなった。チームを運営する(株)シマノ社が発表し、その後大会主催者からも正式に明らかにされた。
ツアー・オブ・ジャパン2021 コースプレビュー
5月28日 第1ステージ 富士山 79.0km
東京2020五輪ではロードレースのフィニッシュ地点、さらには個人タイムトライアルのメイン会場となる「富士スピードウェイ」。TOJの第1ステージは、その個人タイムトライアルコースがレース前半に組み込まれる。
五輪本番では富士スピードウェイ内を発着点とし、サーキット内を走ってから一般道へと出るが、TOJでは一般道側を採用。1周13kmのコースは、高度にして約200mほどの上下があり、これを4周半する。この後にふじあざみラインの登坂が控えていることもあり、五輪コースで勝負が動くことは考えにくいが、3周目から4周目にかけては富士山に向けた有力チーム間の主導権争いが見られそうだ。
そして、向かうは「ふじあざみライン」の上り。登坂距離11.4km、平均勾配10%、最も勾配が厳しい区間で22%と、その厳しさはワールドクラス。中腹以降はヘアピンカーブが連続するほか、今大会はフィニッシュ地点を従来の山小屋前から須走口五合目第2駐車場前へと変更。フィニッシュへと向かう最後の上りも20%を超える勾配とあり、これまで以上にタフな最終局面となっている。
大会初日から総合の行方を占うクイーンステージとなっている。
5月29日 第2ステージ 相模原 108.5km
今大会から採用される相模原ステージ。4.6kmのパレード走行ののち、宮ケ瀬ダムを基点とする13.8kmの周回コースをおおむね8周回(1周目は11.9km)する。
橋本公園をスタート後に北上し、国道413号線に入ると五輪ロードレースコースに合流する。そのまま道なりに進み、旧小倉橋でリアルスタート。このステージでは約5km進んだ串川橋で左折し周回コースへと入るが、五輪ではこの橋で右折する。
周回コースは、前半が下り基調。後半は宮ケ瀬ダムへと向かう上りが最も長い登坂区間だが、その後も細かな変化が多く、終始ハイスピードなレースが展開されると予想されている。勝負はフィニッシュへと向かう短く急な上りまでもつれ込むか。
5月30日 第3ステージ 東京 112.0km
今回もTOJの最後を飾るのは、東京・大井埠頭でのスピードバトル。オールフラットで、変化があるとすれば複数の鋭角コーナーとヘアピーンコーナー。そこでの集団の伸び縮みがあるだけに、レース終盤にかけてはポジショニングが重要になる。
今大会はスプリンターを抱えるチームが多く参戦しており、彼らによる主導権争いとなりそう。そして、このステージを終えた段階で総所要時間の最も少ない選手が、ツアー・オブ・ジャパン2021年大会の王者に決定する。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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