コペッキーがゴール前の壁を制し優勝、與那嶺恵理は66位|チューリンゲン女子第4ST
Bicycle Club編集部
- 2021年05月29日
女子ロードレースのUCIプロシリーズ、「ロット・チューリンゲン・レディースツアー」は5月28日、第4ステージが行われ、ロッタ・コペッキー(ベルギーナショナルチーム、ベルギー)が区間優勝した。個人総合では区間2位に入ったルシンダ・ブラント(トレック・セガフレード ウィメン、オランダ)が、リーダージャージを奪取している。
この日は約26kmの周回を4周する101kmのコース。長い上りが続く峠はないものの、フィニッシュ地点前に約1km・平均勾配8%の壁があるほか、常に細かいアップダウンがひたすら続き、獲得標高は1400mに及んだ。激しい展開で、メイン集団は細かくタイム差が生まれる結果に。日本チャンピオンの與那嶺恵理(よなみねえり、チーム ティブコ・シリコンバレーバンク)は先頭から7分遅れの区間66位でフィニッシュした。
以下では與那嶺自身のレポートをお伝えする。
とにかく残念な気持ち「こんなはずじゃないのに」
4日目。追い込みすぎないように、とTKコーチから言われますが。最終回に入るセレクションでドロップ。今は仕方がないですね。
100kmと距離は短いですが、4回、壁を登ります。
チームはあと4人しかいない。クリスティンは元気。クララは思慮深い。タンニャは優しいドイツ人。私はこれから、そんな感じ。
東ドイツの田舎町ですが、素晴らしいレースとコースと観客。走れたら最高に楽しいのだろうなぁ、と思いながらレースをしました。
まだまだ身体に力が入らない、オールアウトまで行けない場面があるけど、昨日よりは良かった。
けどこのレベルのレースで登りでドロップするのはとても残念。とにかく残念な気持ちが出てきてしまいます。
こんなはずじゃないのに。けど今はこんなものだよと武井コーチは言います。
明日は5日目、150km。結構登ります。大丈夫かな……。
全てを力に変えて
よなみね えり
ロット・チューリンゲン・レディースツアー 第4ステージ 結果
ステージ結果
1 ロッタ・コペッキー(ベルギーナショナルチーム、ベルギー)2:29’43”
2 ルシンダ・ブラント(トレック・セガフレード ウィメン、オランダ)ST
3 リアヌ・リッパート(チームDSM、ドイツ)ST
4 エミリア・ファーリン(FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ、スウェーデン)ST
5 マルタ・カヴァッリ(FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ、イタリア)+0’06”
6 エマセシル・ノースガード(モビスター チーム、デンマーク)ST
66 與那嶺恵理(チーム ティブコ・シリコンバレーバンク、日本)+7’00”
個人総合成績
1 ルシンダ・ブラント(トレック・セガフレード ウィメン、オランダ) 11:30’05”
59 與那嶺恵理(チーム ティブコ・シリコンバレーバンク、日本)+18’20”
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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