BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

欧州王者のキュングが開幕のTT勝利、リーダージャージに袖を通す|ツール・ド・スイス

ロードレース最高峰のUCIワールドツアーの1つ、ツール・ド・スイスが現地66日に開幕。第1ステージは10.9kmの個人タイムトライアルで争われ、シュテファン・キュング(グルパマ・エフデジ、スイス)が12分ちょうどでトップタイム。平均時速54.5kmで走破し、ステージ優勝と今大会最初のリーダージャージ着用者となった。

キュングが自宅近くを走る“ホームコース”で快勝

ツール・ド・スイスは同日閉幕のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネと並んで、ツール・ド・フランス前哨戦に位置づけられる重要な大会。例年スイスアルプスをめぐるステージ構成で、山岳比重が高めだ。今大会も、ツール前の最終調整として実力者がエントリーした。

初日は顔見せの要素も込みの個人タイムトライアル。同国北部のフラウエンフェルトの市街地を行く平坦コースを走る。

まず基準タイムとなったのが、シュテファン・ビッセガー(EFエデュケーション・NIPPO、スイス)の124秒。地元期待の若きTTスペシャリストのタイムは水準としては高く、長く更新者が現れなかった。

この間、今大会が心身の休養からの復帰戦となるトム・デュムラン(ユンボ・ヴィスマ、オランダ)が1232秒、優勝候補と目されたローハン・デニス(イネオス・グレナディアーズ、オーストラリア)が1223秒を記録。注目のマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス、オランダ)は1238秒、総合で期待されるリチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ、エクアドル)は1231秒で走り終えた。

ビッセガーを上回る快走を披露したのが、この種目のヨーロッパチャンピオンであるキュング。普段のトレーニングコースでもあり、自宅近くに設定されたコースで前半から飛ばして、テクニカルなコーナーもギリギリを攻める。そしてフィニッシュでは12分ちょうどをマーク。トップタイムを4秒更新して、ホットシートに就いた。

その後もジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)が19秒差、トム・スクーリー(EFエデュケーション・NIPPO、スイス)が15秒差、マッティア・カッタネオ(ドゥクーニンク・クイックステップ、イタリア)が12秒差で3番時計を記録するが、キュングのタイムを脅かす選手は最後まで現れず。

©︎ TdS

この結果、キュングがステージ優勝を決め、リーダージャージを獲得。ビッセガーも2位と続き、地元スイス勢が上位を占めた。

総合系ライダーでは、マキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)が29秒差の12位、カラパスが15位とまずまずの出足。リゴベルト・ウラン(EFエデュケーション・NIPPO、コロンビア)は46秒差の41位、ヤコブ・フルサン(アスタナ・プレミアテック、デンマーク)は53秒差の58位で、それぞれ今後のステージで追い上げを図る。

7日に行われる第2ステージはノイウハウゼン・アム・ラインファルからラーヘンまでの173km3つある2級山岳のうち、フィニッシュ前2kmで頂上となる最後の上りが最重要に。ステージ優勝争いやリーダージャージの行方を左右するポイントとなる。

ステージ優勝、個人総合首位 シュテファン・キュング コメント

©︎ TdS

「プレッシャーはなかった。それよりはフォームを重視した。4月下旬以降休養していて、久々のレースだったのでどのように走れるかが見当つかなかった。今大会に向けてはシュテファン・ビッセガーと一緒にトレーニングができ、その成果を出すことができた」

ツール・ド・スイス2021 第1ステージ結果

ステージ結果

1 シュテファン・キュング(グルパマ・エフデジ、スイス)12’00”
2 シュテファン・ビッセガー(EFエデュケーション・NIPPO、スイス)+0’04”
3 マッティア・カッタネオ(ドゥクーニンク・クイックステップ、イタリア)+0’12”
4 トム・スクーリー(EFエデュケーション・NIPPO、ニュージーランド)+0’15”
5 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)+0’19”
6 ヨナス・ルッチ(EFエデュケーション・NIPPO、ドイツ)+0’22”
7 ヤニック・シュタイムレ(ドゥクーニンク・クイックステップ、ドイツ)ST
8 フロリアン・フェルメールス(ロット・スーダル、ベルギー)ST
9 セーアン・クラーウアナスン(チームDSM、デンマーク)ST
10 ローハン・デニス(イネオス・グレナディアーズ、オーストラリア)+0’23”

個人総合成績

1 シュテファン・キュング(グルパマ・エフデジ、スイス)12’00”
2 シュテファン・ビッセガー(EFエデュケーション・NIPPO、スイス)+0’04”
3 マッティア・カッタネオ(ドゥクーニンク・クイックステップ、イタリア)+0’12”
4 トム・スクーリー(EFエデュケーション・NIPPO、ニュージーランド)+0’15”
5 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)+0’19”
6 ヨナス・ルッチ(EFエデュケーション・NIPPO、ドイツ)+0’22”
7 ヤニック・シュタイムレ(ドゥクーニンク・クイックステップ、ドイツ)ST
8 フロリアン・フェルメールス(ロット・スーダル、ベルギー)ST
9 セーアン・クラーウアナスン(チームDSM、デンマーク)ST
10 ローハン・デニス(イネオス・グレナディアーズ、オーストラリア)+0’23”

ポイント賞

シュテファン・キュング(グルパマ・エフデジ、スイス)

ヤングライダー賞

シュテファン・ビッセガー(EFエデュケーション・NIPPO、スイス)

チーム総合成績

EFエデュケーション・NIPPO

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load