BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

カラパスが本格山岳制して個人総合でも首位に浮上|ツール・ド・スイス

ツール・ド・スイスの第5ステージが現地610日に行われ、今大会最初の本格山岳をリチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ、エクアドル)が制した。これにより個人総合でも首位に浮上。リーダージャージに袖を通すことになった。

カラパスがフルサンとの一騎打ちに勝つ

大会は後半戦へ。この日からレースは本格的に山岳コースを走ることになる。グシュタードからロイカーバートまでの175.2kmは、スタート直後から1級山岳を上り、その後いったん平坦区間へ。フィニッシュまで30kmを切ったところから再びハードな上りへ。1級山岳を越えたのち、フィニッシュへと続く平均勾配7%の最終登坂へと向かう。

レースは6人の逃げで幕開け。その後メンバーの入れ替わりがあり、4人に減ったが長くその形成は維持される。ここへ個人総合首位でスタートしたマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス、オランダ)が入り、リーダージャージ自らレースを先行する状況が生まれた。一方のメイン集団も逃げに大量リードは許しておらず、残り45kmの時点でタイム差は115秒ほど。いつでも逃げメンバーをキャッチできる態勢を整えていた。

©︎ TdS

そのまま後半の山岳区間へと入っていき、手始めの3級山岳を上っていた残り40kmで逃げからクラウディオ・イムホフ(スイスナショナルチーム)が脱落。3人になった逃げグループは、この上りを終える頃には数十秒のリードにまで縮小。次の1級山岳に入ろうかというタイミングでファンデルプールも先行をあきらめ、集団へと戻る。前を走るのは、ハーマン・ペーンシュタイナー(バーレーン・ヴィクトリアス、オーストリア)とセルヒオ・サミティエル(モビスター チーム、スペイン)に。

ただ、この2人逃げも長くは続かず、上りに入って早々に集団が吸収。ここからはイネオス・グレナディアーズが主に集団を引っ張り、メイン集団を崩しにかかる。あっという間に集団の人数は絞られていった。

©︎ TdS

こうした中、残り25kmでアントワン・トールク(ユンボ・ヴィスマ、オランダ)がアタックすると、少し置いてエステバン・チャベス(チーム バイクエクスチェンジ、コロンビア)も追随。そのままトールクをパスして独走に持ち込む。残り19kmでは、ヤコブ・フルサン(アスタナ・プレミアテック、デンマーク)が仕掛け、これでメイン集団は完全に崩壊。1級山岳を上り切った後もフルサンは単独でチャベスを追走。チャベスが下りの途中でコースアウトしかけるなど勢いが落ちたこともあり、残り10kmでフルサンが追いつき、2人で最後の上りへと向かった。

©︎ TdS

両者の形勢が変化したのは残り5.5km。疲れの色が見えるチャベスをフルサンが見逃さず、ペースを上げて独走に持ち込む。数十秒後ろを走るメイン集団では、メンバーを複数人残していたユンボ・ヴィスマが牽引していたが、残り4.5kmでカラパスのアタックで形勢は崩れる。実力者同士が見合う流れとなった集団をよそに、カラパスは残り3kmでフルサンに合流。このまま2人で最終局面まで突入。後続との差を十分に得て、ステージ優勝争いへと移った。

カラパスの後ろにつけていたフルサンが残り250mから加速するが、一度は前を譲ったカラパスは冷静にチェック。残り50mでフルサンをかわして、そのまま一番にフィニッシュラインを通過。ステージ優勝を決めた。フルサンが同タイムの2位、メイン集団は39秒差でフィニッシュに到達した。

©︎ TdS

このステージでファンデルプールが後退したため、個人総合順位は大きく変動。ステージ優勝を争った2人がそのまま上位へとランクアップし、カラパスが首位に浮上。リーダージャージから26秒差でフルサンが続き、同じく38秒差でマキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)が3位、53秒差で4位のジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)までが総合タイム差1分以内につける。

11日に行われる第6ステージは、アンダーマットからディゼンティスまで130.1kmのショートステージ。スタート直後に1級山岳を上って、それからは長い下り基調。後半は平均勾配5.6%が18km続く1級山岳ルクマニアーパスを越えたのち、3級の短い上りを経てフィニッシュへ。引き続き総合上位陣が中心のレースが展開されそうだ。

ステージ優勝、個人総合首位 リチャル・カラパス コメント

©︎ TdS

「とてもうれしい。この1週間で特に重要な日だと思ってレースに臨んでいた。総合で首位に立つことが最重要だったが、ステージ優勝のチャンスもあったのでトライすることにした。

今日のレースを通じて総合成績を意識している選手が多数いることが分かった。それだけに、どうしてもトップに立ちたいと思っていた。最大目標はツール・ド・フランスだが、その前にこのレースで勝てれば完璧なシナリオだ」

ツール・ド・スイス2021 第5ステージ結果

ステージ結果

1 リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ、エクアドル)4:01’52”
2 ヤコブ・フルサン(アスタナ・プレミアテック、デンマーク)ST
3 マイケル・ウッズ(イスラエル・スタートアップネイション、カナダ)+0’39”
4 ルーカス・ハミルトン(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)ST
5 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーション・NIPPO、コロンビア)ST
6 マキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)ST
7 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)ST
8 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(チーム クベカ・アソス、イタリア)ST
9 エステバン・チャベス(チーム バイクエクスチェンジ、コロンビア)+0’49”
10 サム・オーメン(ユンボ・ヴィスマ、オランダ)+1’22”

個人総合成績

1 リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ、エクアドル)16:42’50”
2 ヤコブ・フルサン(アスタナ・プレミアテック、デンマーク)+0’26”
3 マキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)+0’38”
4 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)+0’53”
5 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーション・NIPPO、コロンビア)+1’11”
6 ルーカス・ハミルトン(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)+1’31”
7 マイケル・ウッズ(イスラエル・スタートアップネイション、カナダ)+1’32”
8 サム・オーメン(ユンボ・ヴィスマ、オランダ)+2’19”
9 エステバン・チャベス(チーム バイクエクスチェンジ、コロンビア)+2’22”
10 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(チーム クベカ・アソス、イタリア)+3’10”

ポイント賞

マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス、オランダ)

山岳賞

エステバン・チャベス(チーム バイクエクスチェンジ、コロンビア)

ヤングライダー賞

ルーカス・ハミルトン(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)

チーム総合成績

ドゥクーニンク・クイックステップ

SHARE

PROFILE

BiCYCLE CLUB 編集部

BiCYCLE CLUB 編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

No more pages to load