LAPIERRE・AIRCODE DRS 7.0【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年06月16日
気になる最新モデルを徹底的に掘り下げる! 自転車ジャーナリスト、ハシケンによる
100kmインプレッション連載。今月は、ラピエールの新生エアロロードとなるエアコードDRSを
ピックアップ。実力派フレンチブランドが送る、快進撃を続ける注目モデルを紹介する!
プロ御用達のスプリント性能! 第3世代の新生エアコード誕生
母国の期待を一身に背負って戦うチームがある。フランス籍チームでメンバーの多くがフランス出身選手で構成されるグルパマ・FDJ(エフデジ)だ。
エーススプリンターのアルノー・デマールやティボー・ピノなど実力者をそろえ、グランツールでの活躍はおなじみだ。
フランス国民から愛されるチームに2002年から長年バイクをサポートするラピエール。その歴史は、1946年にフランス中東部ディジョンでガストン・ラピエールが小さな自転車事業を始めたことにさかのぼる。
その後、1980年代のMTBブームともに世界的なブランドに成長をとげると、2000年代からはFDJとしてロードシーンでも存在感を高めてきた。
そのFDJの主戦機として2 014年に新たに誕生したモデルが、エアロロードのエアコードだ。その年のフランス選手権でデマールがエアコードで優勝すると、以降彼の愛機としてジロやツールで数々の区間優勝をつかんできた。
エアコードはFDJのプロライダーたちの意見を取り込みながら進化。そのなかで、2021モデルとしてデビューした最新型がエアコードDRSだ。専用エアロコクピットなどトータルインテグレーションを推し進めた今注目のフレンチロードを紹介する。
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