GUSTO(グスト)・コブラスポーツ|ニューモデルインプレッション
Bicycle Club編集部
- 2021年06月28日
注目の最新モデルを徹底インプレッション! 今回はグストのラインナップのなかで完成車価格20万円を切る価格を実現したレーシングバイク、「GUSTO・COBRA SPORT(グスト・コブラスポーツ)」をベテランライダーの管洋介がテスト!
強くなりたいライダーにオススメのエントリーロードバイク
台湾の自社工場で生産することでコストを抑え、ユーザーに価格以上の高品質なバイクを提供するグスト。2022年のニューモデルとして誕生したコブラは、グストのラインナップのなかで完成車価格20万円を切る価格を実現したレーシングバイク。
価格だけに注目するとエントリーモデルかと思われがちだが、そうではない。T800ハイモデュラスカーボンを使用したフレームにシマノ・105をアッセンブルと、他ブランドではミドルレンジのモデルに匹敵するスペック内容だ。
またダイヤモンドジオメトリーを採用し、スプリントやヒルクライム時のペダリング効率を向上。フレームセット重量も950gとするなど、本格的なロードレースでの使用を十分念頭に置いた仕様になっている。
所有欲を高める美しい塗装はオーロラナノペイントを使用して傷や汚れへの耐性を高めるとともに、新開発のコーティングによってその輝きを40%向上させている。
11スピードの105はアルテグラやデュラエースといった上位コンポへのアップグレードも段階的に行え、さらに標準ホイールを練習用として、別にレース用ホイールを用意するのもありだ。
レースでハードに乗り込み勝利を目指すライダーにとってコブラのフレームとパーツアッセンブルはベストなチョイスといえる。
グスト
コブラスポーツ
19万8000円(完成車)
SPEC
■フレーム:東レ・T800カーボン ■フォーク:カーボン ■コンポーネント:シマノ・105 ■ハンドル&ステム&シートポスト:コントロールテック ■ホイール:アタッキ・アロイ30mmクリンチャー ■タイヤ:イノーバ・700×25C ■カラー:ブラック×レッド、チームゴールド ■サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL ■試乗車重量実測値:8.3kg(51/ペダルレス)
優れた動力伝達性能に加えて安定感が持ち味の万能バイク
管洋介がインプレッション
前重心が取りやすいジオメトリーに加えて、ダイヤモンド型のダウンチューブは大きなトルクでもしっかり受けとめてくれ、ペダルの駆動力を鋭い推進力に換える。そして踏み底ではBBのウイップを感じつつしなやかなフィーリング。やや長めの408㎜チェーンステーと相まってクルージング時やコーナリング時の安定感が印象的。また、芯を感じられるフレームはダウンヒルやコーナリングでバランスをとりやすく、フォークの剛性が主張しすぎないことで立ちまわりにも余裕が生まれて軽やかだ。シートステーやフロントフォーク先端にカーブをもたせることで振動減衰性にも優れている。日常のトレーニングライドからインプレッションライダー週末のロングライド、レースまで楽しめるバランスのいい設計だといえる。
管洋介
競技歴25年のベテランライダーで自身のチーム、アヴェントゥーラサイクリングの代表も務める。最新のカーボンロードからスチールバイクまで、長年の経験を生かした的確なインプレッションが持ち味。身長168cm。
問:エムティーシー
www.gustobike.jp
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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