ロードバイク用ヘルメットおすすめモデル&メーカー
Bicycle Club編集部
- 2021年06月24日
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ロードバイクに乗るうえで欠かせないアイテム「ヘルメット」。軽さ、エアロダイナミクス性能、通気性など、それぞれ異なる特性を理解し、シーンに合わせて選びたい。各ブランドの特徴とおすすめモデルを紹介する。さらにヘルメットの選び方、安全な装着方法についても参考にしてほしい。
ヘルメットの選び方 トレンドは(MIPS)ミップス
ヘルメットの選び方のポイントはどこか?バイシクルセオららぽーと店野村和店長に聞いてみた。
「まずは基本として、ヘルメットは走行中の事故転倒時に頭に受けるダメージを軽減するためのものです。安全性の確保はもちろん、なかには頭部付近のエアロ効果を高めるモデルもあります。現代のヘルメット界のトレンドとなっているシステムは、いわゆるミップスなどの内部構造です。転倒時に斜め方向からの衝撃を逃がし、頭へのダメージが軽減されます。より安全性が高まったといえるでしょう。また、エアロ効果の向上を目的として眼前にシールドが装備できるものも増えまし。」
「ヘルメットを選ぶ際、一番大事なのはサイズです。頭頂部までしっかり被れているかをチェックしましょう。アジャスターを締めたうえで、しっかり頭にフィットしているかどうか、眉の上にヘルメット先端が来るように被れているかが大事です。細かい点ですが、歯を食いしばると頭のこめかみ部分が広がるので、その際の違和感もチェックしましょう。ヘルメッット選びは被り心地だけでなく、コーディネートも大切。ウエアや車体のカラーとのバランスも考えてアドバイスします」
教えてくれたのはこの人
バイシクルセオららぽーと店
野村 和さん
バイシクルセオららぽーと店の店長。ロードもMTBも楽しむ守備範囲の広さをもちつつ、ヘルメットの安全性と大切さを語る。
バイシクルセオららぽーと店
千葉県船橋市浜町2-1-1 ららぽーとTOKYO-BAY 北館1階
https://www.seocycle.co.jp/master.php?id=122
ヘルメットの安全な装着方法
ヘルメットを安全に装着するには、まずはサイズがあっていること。そして、あごひもやアジャスターなどを適切につかっているかがポイントになる。またヘルメットの前のラインが眉毛の上にくるようにする。
真上から乗せるのでなく、前頭部を合わせてからかぶるようにする。アジャスターは全開放にすること
あごひもを留める。自転車用のヘルメットは、軽量かつワンタッチで留められるものがほとんどだ
後頭部のフィッティングシステムをダイヤルやスライダーで調整して、頭のサイズに合わせる
あごひもの調整
安全のため、あごひもの長さをしっかり調整しよう。目安は下を向いた際に、呼吸がしっかりとできることだ
正しくかぶろう
まっすぐ深くかぶっている。前髪を出しているとじゃまになるので、ヘルメットの中に入れてしまおう
前頭部が露出してしまう、悪いかぶり方の例。これでは転倒の際、ヘルメットの機能が発揮できない
2021年最新ヘルメットニュース
CATLIKE(キャットライク)|エアロダイナミクスを追求したブランド
多数の通気孔を配置し、快適性と安全性を両立したウィスパーでその名を高めた。
キャットライクのおすすめモデル「KILAUEA(キラウエア)」
キャットライクらしいデザインテイストを残しながら、通気孔を大型化して効率よく空気を内部に取り込むことで、頭部は常に快適に保たれる。また乱流の発生を抑制するデザインによって、空気抵抗によるロスも最低限に抑えられる。
サイズ:M(55~57cm)、L(58~60cm)
カラー:ブラック×ゴールド、ホワイト、ブラック
重量:225g(M)、245g(L)
▼CATLIKE(キャットライク)2020年のおすすめモデルはコチラから。
▼CATLIKE(キャットライク)2019年のおすすめモデルはコチラから。
問:フカヤ
フカヤ 公式サイト
DOTOUT(ドットアウト)|シンプルなデザインが魅力のニューカマー
2015年にイタリアで誕生したサイクルアパレルブランド。「Back in Two hours(2時間で戻る)」をコンセプトに、最高品質の素材と町並みにシンプルに溶け込むデザインを採用するのが特徴だ。
ドットアウトのおすすめモデル「KABRIO HT.2」
カブリオHT.2は、着脱可能なハードトップを標準装備。ハードトップを付ければエアロヘルメットになって雨や寒さから頭を守り、外せば通気性が向上して夏場のライドも快適に楽しめる。洗練されたデザインも魅力だ。
サイズ:XS/M(54-58cm)、L/XL(59-62cm)
カラー:シャイニーブラック/マットライトブルー、シャイニーブラック/マットメタリックブラック、シャイニーブラック/マットグレー、シャイニーブラック/マットシャンパン、シャイニーホワイト/マットパールホワイト
重量:265g(XS/Mサイズ)
▼DOTOUT(ドットアウト)2020年のおすすめモデルはコチラから。
問:カワシマサイクルサプライ
ドットアウト 公式サイト
FORCE(フォース)|デザイン、トレンド、コスパの3拍子を揃える
1991年に「KCK CYKLOSPORT-MODE社」のオリジナルブランドとして設立されたチェコ共和国のシューズブランド。トップレーサーから一般のサイクリストまで、さまざまなライダーのあらゆるニーズに応えるためのラインナップを揃えており、そのコストパフォーマンスの高さも人気の理由のひとつ。
フォースのおすすめモデル「FORCE HAL(フォース ハル)」
自転車での通勤や通学におすすめのヘルメット。とがったデザインやオーバースペックを盛り込むのではなく、日常にマッチするベーシックな形状を採用。反射ラインや防虫ネットなど、日々のライドをサポートする機能も完備している。
サイズ:S-M、L-XL
カラー:ブラック、ホワイト
重量:240g(L-XL実測値)
▼FORCE(フォース)2021年のおすすめモデルはコチラから。
問:フタバ商店
フォース 公式サイト
KABUTO(カブト)|安全第一のジャパンブランド
日本のヘルメットメーカー「カブト」は、安全設計というヘルメットの基本を大事にしながら、日本人の頭部形状にフィットしたヘルメットを開発。トッププロレースで活躍するハイエンドモデルから、初心者向けエントリーモデル、カジュアルモデルまで幅広くラインナップする。
また、インナーパッドやバックルなどの破損や紛失にもスムーズに対応できるアフターサービスも魅力。上位モデルにはヘルメット本体の破損交換制度を用意している。
カブトのおすすめモデル「VOLZZA(ヴォルツァ)」
上位モデルの最新機能を搭載したミドルクラスレーシングモデル。カブト史上最高の空冷効率を誇るフラッグシップモデル「イザナギ」ゆずりのエアルートデザインにより、トップクラスの空冷効率を実現している。またボアフィットシステム採用のKBF-2アジャスターにより、調整も容易なフィット感を確保。
サイズ:S / M、L / XL
カラー:ホワイトシルバー、マットブラックガンメタ、ブラックレッド、ホワイトブルー、ガンメタイエロー、ガンメタカーキ、マットトランスパープル
重量:235g(S / M)、250g(L /XL)
付属品:A.I.ネット
▼KABUTO(カブト)2021年のおすすめモデルはコチラから。
▼KABUTO(カブト)2020年のおすすめモデルはコチラから。
▼KABUTO(カブト)2019年のおすすめモデルはコチラから。
▼KABUTO(カブト)2018年のおすすめモデルはコチラから。
問:オージーケーカブト
オージーケーカブト 公式サイト
KASK(カスク)|チームスカイが開発に全面協力するブランド
2004年に設立されたイタリアンブランド。自転車やスキー、登山、そして建設作業など、多様なカテゴリーに向けて高品質なヘルメットを開発する。性能はもちろん、独創的なデザインも魅力で、トッププロレースでも活躍。近年はアイウエアも展開している。
カスクのおすすめモデル「VALEGRO(ヴァレグロ)」
全部で37個にもおよぶ通気口を最前部に設定し、ヒルクライム時の快適性を向上。風洞実験とデータ解析により低速時でも高い通気性を発揮する。ヴァレグロはチームスカイの協力のもと開発され、カスクのラインナップ中はもちろん、ヘルメット全体を見ても最軽量クラスのわずか180g(Sサイズ)を実現した。
さらに、ヘルメットと頭部が接する面積を極力少なくし、新開発の速乾性パッドの効果も相まって優れた快適性を発揮する。
サイズ:サイズ:S、M、L
カラー:ブラック、ホワイト、ライム、ネイビーブルー、レッド、アンスラサイトマット、ブラックマット、ブルーマット、ライトブルー
重量:180g(S)
▼KASK(カスク)2021年のおすすめモデルはコチラから。
▼KASK(カスク)2020年のおすすめモデルはコチラから。
▼KASK(カスク)2018年のおすすめモデルはコチラから。
問:日直商会
カスク 公式サイト
LAZER(レイザー)|機能性とデザインが魅力のベルギーブランド
ロードレースが盛んな国としても知られるベルギー発のブランド、レイザー。そんな国柄とロット・ソウダルやロット・NLなど数多くのプロチームに供給してきた実績を生かし、優れたデザインと機能性を有したプロダクトを生み出している。
レイザーのおすすめモデル「スフィア」
スフィアとはを球体意味する。そのネーミングどおり縦横に不自然な張り出しがなく、スッキリとした流線形状が特徴だ。さらに1万円台前半という手頃な価格を実現しながら、トップモデルと同じ機能、洗練されたデザイン、そして高い安全性と三拍子そろったハイコストパフォーマンスモデルだ。
サイズ:M、L
カラー:ストライプ、ブルー、ホワイト、マットブラック、レッド、マットダークグリーン
重量:280g(M)
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▼LAZER(レイザー)2020年のおすすめモデルはコチラから。
▼LAZER(レイザー)2019年のおすすめモデルはコチラから。
▼LAZER(レイザー)2018年のおすすめモデルはコチラから。
問:シマノ自転車お客様相談窓口
シマノ自転車 公式サイト
MET(メット)|世界最高峰のプロチームにヘルメットを供給
1987年に創業したイタリアのヘルメット専門メーカー。創業当時からプロチームへの供給やテスト、フィードバックを行い2019年以降はUAEチームエミレーツにヘルメットを供給。世界トップクラスのレースで、プロ選手の安全と勝利に貢献している。
メットのおすすめモデル「MET TRENTA MIPS(メット トレンタ ミップス)」
2020年夏、ツール・ド・フランスで総合優勝を果たしたスロベニア人、タデイ・ポガチャルをはじめ、世界のプロ選手が使用するトップモデル「トレンタ3Kカーボン」とほぼ同じ仕様のロードヘルメット。ミップス装備で安全性を確保。オープンロードにおいて最高のエアロ性能とクーリング性能を提供する。
サイズ:M(56 / 58cm) L(58 / 61cm)
カラー:ブラックレッド、ブラックブルー、ブラックセーフティイエロー、ホワイトブラックレッド、ブラック
重量:250g(M)、285g(L)
▼MET(メット)2021年のおすすめモデルはコチラから。
問:インターマックス
メット 公式サイト
RH+(アールエイチプラス)|プロライダーが求める性能とイタリアンデザインの融合
独特のデザインセンスと優れた機能性が魅力のイタリアンブランド、RH+(アールエイチプラス)。「スポーツ」「イノベーション」「スタイル」「イタリアンビジョン」という4つをおもな企業理念とし、ハイエンドモデルはイタリアに設けたラボで素材から研究、開発している。
RH+のおすすめモデル「LAMBO(ランボ)」
流行のセミエアロヘルメットでありながら、独特の配置で通気孔を設けたランボ。サイドから取り入れた空気を内部で整流し、優れたエアロダイナミクスと通気性を両立する。帽体は異なる素材を同時に成型するダブルモールドで製造した。
独自の鍛造技術「インモールド&インジェクテッドテクノロジー」によってポリカーボネートを熟成型し、高い耐久性と安全性、軽さ実現している。カラバリの豊富さも魅力で、さまざまなコーディネートが楽しめる。
サイズ:XS/M、L/XL
カラー:シャイニーブラック/シャイニーレッド、シャイニーホワイト/シャイニーブラック、マットブラック/ダークシルバー、チームワンティ、シャイニーホワイト/マットダークグレー、シャイニーブラック/シャイニーイエローフルオ
重量:250g(XS/M)
▼RH+(アールエイチプラス)2018年のおすすめモデルはコチラから。
問:岩井商会
岩井商会 公式サイト
問:グローブライド
グローブライド 公式サイト
問:ヴィットリアジャパン
ヴィットリアジャパン 公式サイト
SMITH(スミス)|衝撃吸収性能の高さを誇る
もともとゴーグルからスタートし、ウインタースポーツの世界で地位を築いていたスミス。ロードバイクやMTBの世界でもアイウエアブランドとして活躍していたが、2015年からサイクリング用ヘルメットに進出した。革新を怠らない同社の情熱はぶれることなく、世界中のサイクリストから愛されている。
スミスのおすすめモデル「EXPRESS MIPS(エクスプレス ミップス)」
シティサイクルモデルとして、通勤、通学などはもちろん週末のサイクリングにも使いやすいヘルメット。安全性向上のため、転倒して衝撃を受けた際に頭部へのダメージを軽減するミップスを搭載。バイザーやリアライトも装備できる。
サイズ:S、M、L
カラー:マットネオンイエロー、マットプール、マットクラウドグレー、マットブラック
重量:353g(Mサイズ実測値)
▼SMITH(スミス)2021年のおすすめモデルはコチラから。
▼SMITH(スミス)2018年のおすすめモデルはコチラから。
問:エス・エム・ジェイ
エス・エム・ジェイ 公式サイト
SUOMY(スオーミー)|イタリアらしいエアロ性能の高さと実用性
1997年にイタリアで創業し、モータースポーツで豊富な実績を築いたスオーミー。2014年には、それまでの経験を生かしてサイクリングヘルメットに参入した。研究開発に対する執念とも言える姿勢と、イタリアらしいデザインが融合している。
スオーミーのおすすめモデル「VISION(ヴィジョン)」
前方の通気孔は縦に長いスリット状で、後方にも多数のホールを設けて優れた通気性も実現した。メガネと併用できるマグネット式バイザーは、ミラー、クリア、スモークを標準装備する。フィットの調整機構はダイヤル式で、前後方向を5段階で調整できる。
サイズ:XS/M、L/XXL
カラー:ホワイト/ブラック、ブラック/バーガンディ、ブラック/ブラック、ダークグレー/ブラック、ホワイト/レッド、チェリー/ブラック
重量:230g(XS/M)
▼SUOMY(スオーミー)2018年のおすすめモデルはコチラから。
問:塩野自転車 スポーツ事業部
塩野自転車 公式サイト
UVEX(ウベックス)|革新的なベンチレーションシステムを採用
1926年にドイツで創業したウベックスは、ヨーロッパ最大級のアイウエア&ヘルメットブランド。長年にわたりサイクリストやスキーヤーの頭と目を守り続けてきた。オリンピックやワールドカップにおいても、その活躍は認められている。
ウベックスのおすすめモデル「uvex race 9(ウベックス レース9)」
ウベックスの最上級モデル。高さ、幅を調整可能にする2k IASシステムを採用、これによりフィット感がさらに向上した。また、大きな通気孔による通気性の確保、頭部との接触箇所を減らした速乾ライナーの採用など、快適性に関するあらゆる面で進化を遂げている。
サイズ:53-55cm、57-60cm
カラー:ホワイト/レッド、オールブラックマット
重量:285g(53-55cm)、300g(57-60cm)
▼UVEX(ウベックス)2021年のおすすめモデルはコチラから。
▼UVEX(ウベックス)2019年のおすすめモデルはコチラから。
問:ウベックススポーツジャパン
ウベックス 公式サイト
- BRAND :
- Bicycle Club
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