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富士山超級!標高4000mの高地を走るメキシコのグラベルイベント|LOST NEVADO

5月29日、メキシコ・トルーカで標高4000mまで上るグラベルレース「LOST NEVADO(ロスト・ネバド)」が開催された。スタート地点の標高は2800m、日本の最高峰富士山の標高3776mを超える4000mまで上ると、その酸素濃度は地上の5~6割まで低下する。そのなかを走るというから日本では想像を超える驚きの世界だ。ここではこのイベントに参加した、メキシコ在住6年のGFNY日本親善大使、YOHこと山田洋平さん(Huekapipo)がレポートをお届けする。

一年中サイクリング日和! 驚くべきメキシコのグラベル環境

昨今人気を博すグラベルロードバイクイベントが米国を中心に世界中で行われている。その人気はグラベル環境に比例しているといってもいいい。

例に出すとアメリカは自然公園整備、広大な国土、安全性など豊かなグラベル環境がある。もともとマウンテンバイクの盛んな地域であることもグラベル人気に拍車をかける。

残念ながら日本は豊かな自然はあるものの山道を自転車で高速で走るというイメージとは程遠い。

そこで注目されるのがメキシコだ。メキシコは工業化こそ進んでいるものの、その国土の広さと生産性の低さ相まって、まだまだインフラや都市開発の途中であると感じる。しかしそれが功を奏してか、未舗装の山道がケタ違いに広大だ。

もとも標高の高く、造山地帯の高山も連なる中央高原地帯に位置するメキシコシティ周辺、国内最高峰「Pico de Orizaba(オリサバ山、標高5675m)」をはじめ、富士山を超える4000m、5000m級の山が豊富だ。標高が高く湿度、気温ともに低いため、日中の降雨率は他国と比べ物にならないくらい低い。空調がついている家は超リッチと半ば馬鹿にされるほどだ。まさに一年中毎日がサイクリング日和なのだ。

リオ五輪代表選手も参加したレース「ロスト・ネバド」

メキシコ州トルーカにある高山ネバダ・デ・トルーカが今回の舞台。5月29日にメキシコ国内から集まったグラベル冒険家たちが一斉にスタート、この時点で標高2800mだ(笑)。

参加者は約70人、メキシコシティにある自転車ショップVATIOの主催で行われたレースで、メキシコのトップクラスの選手たちも名を連ねた。

その中に元リオデジャネイロ五輪ロードメキシコ代表Luis Lemus(ルイス・レムス)選手、マウンテンバイク国体チャンピオンArmando Zacarias(アルマンド・サカリアス)選手も参加している。ロードとマウンテンバイク、その2つの交点、それぞれのトップクラスの選手が走る、まさにいいとこどりがグラベルの表現に最も適している。

リオ五輪ではメキシコ代表として走ったルイス・レムス選手。イスラエル・サイクリングアカデミーなどで走り、2014年にはツール・ド・北海道で区間1勝している
クロスカントリーのワールドカップにも参戦していた、メキシコのカリスマ的マウンテンバイカーアルマンド・サカリアス選手

距離75㎞で標高4000mまで上って戻ってくるレースだが、その難関は標高だけではない。きめ細かい火山灰がタイヤを取り、落車のオンパレードとなる。

レースを終え、泥だらけになりながら爆走した選手を待つのは貸し切りレストランでのビールとハンバーガー。最高に美味。グラベルの醍醐味と言えるこのライド後のCill time(リラックスタイム)、走り終えた仲間と最高にジャンキーな栄養補給をする。もはや文化だ。

詳細は動画にまとめてあるのでぜひ見ていただきたい↓

【ケタ違い】標高4000mグラベルレース Lost Nevado メキシコ トルーカ – YouTube

 

Huekapipo Platform Channel

大会WEBサイト
https://www.vatio.cc/pantallac/lost-gravel-series/576

グラベルはグローバルに楽しもう!

昨今の新型コロナウイスルの影響で国同士の往来が減っているのは事実だが、グラベルをやるには日本にだけにとどまるのは非常にもったいない。

もちろん日本にもいいルートはあるが、北中南米大陸はその国土の数百倍、おそらく想像もできないほどの解放感と世界の広さと高さに気づくだろう。

海外でサイクリングはかなり難度が高いとイメージされるが、絶対にその体験には莫大な価値がある。メキシコを拠点に北中南米のレース、サイクリング情報を発信する筆者のSNS、Youtubeをフォロー、チェックみてほしい。

Huekapipo YOH(山田洋平)

GFNY日本親善大使としてGFNY日本開催を目指し活動中。北中年米のアマチュアレースを中心に参加している。さらにメキシコを拠点に活動するオフロードミュニティ「Huekapipo」の代表としてグラベルイベント「Global Gravel Guanajuato」も出がける。本業はサラリーマン。

Instagram : huekapipo0516
Facebook : Yoh Yamada
Twitter : GFNY japan, Global Gravel Guanajuato

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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