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ダウンヒル開幕戦は宇津孝太郎が初優勝|クップ・ドュ・ジャポンMTB富士見パノラマ

7月2日~4日の3日間でマウンテンバイクのJCF(日本自転車競技連盟)公認大会、クップ・ドュ・ジャポンMTBが富士見パノラマリゾート(長野県諏訪郡富士見町)で開催、ダウンヒル競技とクロスカントリー競技が行われ、7月2日~3日の2日間はダウンヒル競技の開幕戦が行われ、最終日となる7月4日にクロスカントリー競技の第4戦がおこなれる日程だ。

本州付近に停滞する梅雨前線の影響で、試走に充てられた前日の朝から時折強く雨が降る悪条件となり、ホイール径の小さなキッズクラスは1時間以上かかかってしまうケースもあったほどで、初日午前中の試走ではエリートクラスの選手が、ゴール前の直線でキッズをエスコートする場面も見られた。

ようやく開幕したクップ・ドュ・ジャポンMTB、ダウンヒル競技

車体とホイールの間に泥が詰まってしまうため、スピードを維持することが困難。またタイヤチョイスもポイントとなった

4月に開幕したクロスカントリー競技に遅れること約3カ月遅れでの開幕戦となった。なお、今大会は、昨年新たにオープンしたジャンプトレイル「MAXXISプレゼンツ・ブルーホーネット」をメインにした約1.6kmの新コースを採用。ドライであればジャンプが楽しめるスムーズなコースだったが、雨のため滑りやすいタフなコースに変貌した。およそ150名が試走を繰り返したことで、至るところに深い轍が刻まれ、ライン取りを間違えると失速・転倒という難しい状況に。

1度に2台のバイクを搭載できる特許出願中のマウンテンバイク専用搬器を採用。今月から稼働した第4リフトは、13分ほどでブルーホーネット入り口にアクセス

この日の最後に行なわれたタイムドセッションでは、井手川直樹(TEAM A&F)が4分29秒908でトップ。これに遅れることおよそ2秒で宇津孝太郎(NUKEPROOF/Rainbow)が続く。

決勝は女子、岩崎美智恵、男子、宇津孝太郎が優勝

「スピードを維持することを最優先に考えました」という宇津は、過去最上位が4位。初表彰台=初優勝という快挙

夜半まで激しく降った雨も土曜の明け方にはあがり、気温も上昇したことで路面は乾き始めたが、選手にとっては悪夢の始まりとなった。

降雨時であれば、バイクに泥がついても走行中にある程度流されてしまうのだが、半乾きでこねられた路面はバイクにまとわりついて、タイヤの回転やサスペンションの動きを鈍らせる。その結果、せっかくのジャンプセクションは飛ぶどころかスピードが乗らないと乗り越えるのも難しいセクションに変貌。

こうした状況下でスタートした予選。エリート男子は、宇津孝太郎が5分10秒843で1位通過。エリート女子は昨年の全日本チャンピオン、岩崎美智恵(TRIPCYCLE GLOBAL RACING)が、2位に1分半以上の差をつけ堂々の1位。

予選2位の富田を従えてゴール前に姿を現わした岩崎も宇津同様「スタートから、今までで一番漕ぎました」とスピード維持で勝利を掴んだ

迎えた決勝。コースの状況がやや回復したこともあり、各クラス大きくタイムアップ。エリート女子は、岩崎美智恵が予選タイムを45秒更新する7分5秒887で優勝。1分0.623差の2位には富田敬子(Acciarpone racing)が入った。

6分後半が予選通過ラインとなったエリート男子は、バイクのセッティングとラインチョイスが明暗を分ける結果となった。

持ち前の安定感を武器に、泥の下に隠れたグリップの良い路面を使って2位入賞の浅野

予選13位の清水一輝(TEAM A&F)が5分2秒587をマークしてホットシートに座ると、予選上位勢は4分台に突入。予選5位の浅野善亮(TEAM GIANT)が4分51秒779をたたき出して更新。だが最終走者の宇津は、浅野のタイムを9秒761も上回る驚異のランを見せてキャリア初の優勝を飾った。

富士見では高い勝率を誇る井本はじめだが、泥詰まりに苦戦。29インチバイクに27.5ホイールを装着してタイムアップに成功

リザルトダウンヒル競技

エリート男子表彰式。事前にメダルを授与してフォトセッションのみ実施となった
エリート女子表彰式。無言ながら三者三様の笑顔で撮影にのぞむ

男子エリート

1 宇津 孝太郎 NUKEPROOF/Rainbow 神奈川県 4:42.018
2 浅野 善亮 TEAM GIANT 愛知県 4:51.779
3 井本 はじめ SRAM/Santacruz 東京都 4:53.879

女子エリート

1 岩﨑 美智恵 TRIPCYCLE GLOBAL RACING 神奈川県 7:05.887
2 富田 敬子 Acciarpone racing 大阪府 8:06.510
3 中川 弘佳 Lovespo.com 大阪府 8:32.721

男子マスターズ

1 大野 良平 FRS 岐阜県 5:15.517
2 坂中 栄三 FRS 神奈川県 5:37.611
3 望月 克彦 MARSH/BodyArchitect 静岡県 5:37.897

男子ユース

1 朝倉 佑太 BikeStand 東京都 5:50.253
2 早瀬 平崇 チームフレッシュ 栃木県 6:15.790
3 落合 思誉運 TRANS!/TECH. 島根県 6:35.165

女子ユース

1 原 つばさ 白馬マウンテンバイククラブ 長野県 9:46.983
2 篠原 彩緒 Limited Team 846 大阪府 20:21.080

男子アドバンス

1 山下 裕翔 TEAM NARO 静岡県 6:11.226
2 菅原 魁生 SP Challenge 山梨県 6:33.468
3 釘貫 拓実 シマノドリンキング D 大阪府 6:36.065

男子チャレンジ

1 立田 直人 eruk 長野県 7:25.614
2 倉林 快明    SEOcycle 栃木県 7:54.876
3 大谷 玄真 MANYO DESCENT 奈良県 8:31.581

テクニカルデータ

コース長 1.62km スタート地点標高 1263m ゴール地点1052m 標高差211m

大会名:Coupe du Japon 富士見パノラマ大会

主 催:ジャパンシリーズ富士見パノラマ実行委員会

特別協賛:フジドリームエアラインズ

後 援:富士見町/富士見観光協会/富士見町商工会/一般社団法人 富士見パノラマリゾート/MTBリーグ

協 賛:SHIMANO/OGK KABUTO

開催日:2021年7月2~4日

開催地:長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート

カテゴリー:MTB DHI

主催者WEBサイト
https://mtb-l.jp/cj/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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