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五輪女子TT金のファンフルーテンがクラシカ・サンセバスチャン勝利、男子はポーレス

7月31日にスペインで、クラシカ・サンセバスチャンが開催され、女子のレースではアネミエク・ファンフルーテン(モビスター)、男子のレースではニールソン・ポーレス(EFエデュケーション・NIPPO)が勝利を飾った。東京オリンピクでのレース後、最初のワールドツアーのレースとなったこのレースの様子を、スペイン在住の對馬由佳理がお送りする。

男女とも東京オリンピックの出走組が多数出場

スペイン代表として東京オリンピックにも出走したアネ・サンエステバン(チーム バイクエクスチェンジ)は地元バスク出身 写真撮影: 對馬由佳理

例年であればツール・ド・フランスが終わった翌週に開催されるクラシカ・サンセバスチャンであるが、今年は東京オリンピックのため、ツールが終了した2週間後に開催されることになった。

男女のレースとも東京オリンピックに出走した選手が数多く参加していたためか、「前日の夜にバスクについた」と話す選手が多数いる中で始まった今年のレース。出走選手の1人で、東京オリンピックではスペイン代表アネ・サンエステバン(チーム バイクエクスチェンジ)に、東京でのレースの感想を聞くことができた。

「選手の集団があまり大きくなかったので、レース自体はけっこうハードなものになりましたね。でも、レースのスピードが速かった、というわけではなかったんです。(東京でのレースコンディションについて)東京の気温が高いのはさほど気にならなかったんですが、やはり湿度が予想以上に高くて、レースの最中はすごく汗をかきましたね。スペインだとレース中に汗をかいても天気が良ければ乾いてしまうんですが、日本ではずっと汗をかいたままだったことが、ものすごく印象に残っています」

スペイン代表チームにとって、東京オリンピックでの心配事の一つが日本の湿度の高さであることは、以前から指摘されていたが、やはりレース時のコンディションはかなり厳しいものであったことは、確かなようである。

女子のレースは、ラスト8kmをファンフルーテンが独走で勝利

女子のクラシカ・サンセバスチャンは朝9時にスタートした。スタート時のサンセバスチャンでは冷たい雨が降り、気温も20℃ほどであったことに加え、海からの強風が吹き付けるあいにくのコンディションであった。

女子のレースの距離は139.8km。3級山岳と2級山岳が2ヶ所ずつあるが、そのほとんどはレース後半に連続で現れるコース設定となっている。その上、カテゴリーのない小さな上り下りが頻繁にある、典型的なスペインのコースである。この日のレースにはワールドチーム6チームを含む全部で18チームが出走した。

目立つ上りの少ないレース前半は、10人の選手が先頭集団を作ったが、その先頭集団もスタートして70km地点でメイン集団に吸収される。その後は地元バスク出身のサンエステバン(チーム バイクエクスチェンジ)やエビータ・ムジク(FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ)、パウリーナ・ローイヤッカース(リブレーシング)が先頭集団を形成するも、モビスターがメイン集団をコントロールし、同チームのエースであるファンフルーテンがアタックする機会をうかがう。

そしてゴールまで8.5km地点で、とうとうファンフルーテンがレースの先頭に立った。この日最後の上りとなったムルギル・トントラをファンフルーテンがテンポよく上りはじめると、他の選手はついていくことができず、タイム差は広がる一方となった。下りの最中に一瞬コースアウトしそうになるものの、その後はゴールまで独走したファンフルーテンが、今年のクラシカ・サンセバスチャンを優勝することになった。

写真撮影:對馬由佳理

「このバスクのベレー帽が本当に欲しかったから、ようやく手に入れることができて本当に嬉しいです。東京から昨日の夜に直接バスクに来たのでまだかなり時差ボケではあるんですが、日本にいるときから調子自体は悪くなかったので、今日は勝ちたいと思っていました」

そう語ったファンフルーテン。チャペラとバスク語で呼ばれるベレー帽を手に、嬉しそうな笑顔を見せていた。

男子のレースのゴール前は3選手によるスプリント勝負

PHOTO: @Bettiniphoto @TeamBahrainVictorious

男子のレースは距離が223.5km。3級山岳2ヶ所・2級山岳3ヶ所・1級山岳1ヶ所がコース上に設定されているが、女子のレース同様、小さなアップダウンが続くコースである。男子のレースはワールドチーム16チームを含む合計25チームが出走した。

男子のレースのスタートは11時45分。気温も低く、雨が降ったり止んだりする中での、スタートとなった。

先頭集団が形成されたのはスタートしてから70kmを過ぎたあたり。11人の選手が先頭集団を形成するも、レース中盤でこの逃げ集団はメイン集団に吸収されてしまう。その後、バスク地方出身のミケル・ビズカラ(エウスカルテル・エウスカディ)やヨーキン・ムルギアルダイ(カハルラル・セグロスRGA)が集団を形成する。その後は、そしてミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス)やサイモン・カー(EFエデュケーション・NIPPO)がメイン集団から飛び出したが、メイン集団から決定的な差を作ることができないまま、レースは終盤に差し掛かる。

ゴールまで約10kmほどになって、ニールソン・ポーレス(EFエデュケーション・NIPPO)とマテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)そしてミッケルフレーリク・ホノレ(ドゥクーニンク・クイックステップ)とロレンツォ・ロータ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)の4人が抜け出すと、途中で転倒したロータを除く3人が、サンセバスチャンの市街ですプリント勝負をすることになった。

ほぼ横一線となったこの日のスプリントを制し、今年のクラシカ・サンセバスチャンの優勝者となったのは、ポーレスだった。彼にとってこの勝利が、ワールドツアーのレースで初めての優勝となった。

写真撮影:對馬由佳理

男女とも今年は冷たい雨の中での開催となった、クラシカ・サンセバスチャン。女子のレースでは、東京オリンピックで好調さを見せていた選手がそのまま活躍し、男子のレースではオリンピックに出場しなかった選手が上位を占める結果になった。

クラシカ・サンセバスチャン女子 結果

1 アネミエク・ファンフルーテン(モビスター チーム、オランダ)3:53’37”
2 ルス・ウィンダー(トレック・セガフレード ウィメン、アメリカ)+0’36”
3 タティアナ・グデルツォ(アレ・BTCリュブリャナ、イタリア)+1’35”
4 サブリーナ・ストゥルティエンス(リブ レーシング、オランダ)ST
5 エヴィータ・ムジック(FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ、フランス)ST
6 ブローディー・チャップマン(FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ、オーストラリア)ST

クラシカ・サンセバスチャン男子 結果

1 ニールソン・ポーレス(EFエデュケーション・NIPPO、アメリカ)5:34’31”
2 マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス、スロベニア)ST
3 ミッケルフレーリク・ホノレ(ドゥクーニンク・クイックステップ、デンマーク)ST
4 ロレンツォ・ロータ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、イタリア)ST
5 アレッサンドロ・コーヴィ(UAEチームエミレーツ、イタリア)+1’04”
6 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)ST

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BiCYCLE CLUB 編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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