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オリンピックだけがすべてと思わない、ロード、競輪、オムニアムと三兎を追う橋本英也

8月5日から開催となる東京五輪トラック競技、中長距離種目オムニアム男子。橋本英也が出場する。

橋本はリオ五輪ではリザーブには選ばれたものの、事実上は落選。日本代表としてオリンピックを走りことができなかった。その後、「オリンピックが全てではない」と考えを切り替え、トラック中長距離の日本代表選手としての活動だけでなく、競輪学校に入学して競輪にもチャレンジ。さらにロードレースにも積極的に取り組み、Jプロツアーで優勝するほどの活躍をしている。その後は国内外で安定的した強さをみせ、東京五輪では日本代表の座を勝ち取った。

ここでは五輪前のインタビューで答えてきた橋本英也のコメントを紹介する。

五輪の一年延期とその過ごし方は?

PHOTO:管洋介 兵庫県立播磨中央公園で開催された播磨中央公園クリテリウム、第2レースで優勝した橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

オリンピックが1年延期になってその時は少しモチベーションが落ちたんですけども、オリンピックに対するモチベーションを一度、自転車に乗るという、乗って楽しむというモチベーションに切り替えて、1年間の長い間をしっかり乗り切ることができたんじゃないかなと思っています。

僕は持久力を強化してきました。オムニアムはすごく持久力が要って、その持久力がある選手がゴールのスプリントに絡めることができるので、持久力を強化してきて、今年になって初めてロードレースの方で優勝することができたので、ロードレースや持久力のトレーニングのおかげで、持久力が強化できているという実感があります。

ロードレースは一番の練習だと僕は思っていて、(トラックよりも試合数が多いことで)レースが一番僕を強くさせてくれると思っていて、今年はロードレースでも優勝することができたり、ロードレースを通して体力の底上げというものができていたので、良いことだと思っています。

ブリヂストンのバイクについては?

PHOTO:三井至 ナショナルチームの公開練習

空力が一番優れていると思います。4kmの個人パーシュートでタイムが、僕も他の選手も3秒ほど上がり、集団の中にいてもかなり休めるようになりました。空力が良くなって、自転車が風を切る音も静かになりました。

機材開発は最後、剛性モデルをテストさせてもらったんですけど、自分はダウンチューブが硬い方がいいなっていうリクエストをして、今乗っている方はちょっと硬くしてもらって使っています。

ポジションのこだわりは空力。中距離は空力がすごく大切なので、空力を意識したポジションを作っています。

初めてのオリンピックだがリラックス

©JCF

緊張は特にしていないです。特にしてない…そうですね、もっと逆に緊張しなければいけないなって思います(笑)。

気付けばリオの落選から5年経ってしまいました。当時の自分はオリンピックが僕の人生を変えると思っていて、そのことだけに集中して生きていたんですけど、それで落選した時にメンタルの病気みたいになってしまったんです。それから競輪を始めたりロードレースを始めたり色々な経験をしたことによって、いまの視座が高くなったような気がして、レースに関してもオリンピックが全てではないと思うことによって、リラックスして一つひとつのレースを臨むことができて、今回も東京オリンピックに向けて、今も大変な状況なんですけどリラックスした状態でレースに向かえることが、自分が成長したのではないかと思っています。

東京オリンピックは僕にとっては一番の手段なんです。僕は理念というものを最近持ち始めていて、自転車やサイクリングの楽しさを、多くの人に伝えたいというのが僕の夢にあります。その手段としてオリンピックで金メダルを獲って、一人でも多くの人にサイクリングの楽しさを知ってほしいなと思っています。

本番のレースのポイントは?

PHOTO:三井至 ナショナルチームの公開練習

オムニアムは、最初の3種目を終了してどの選手のメダルを取るか大体決まってくるので、最初の3種目で5位以内、3位以内というのが目標になってきます。3位以内だと金メダル獲得取れるゾーンで、5位だとメダル取れるゾーンになってきます。

僕の走りは他の選手が苦しいところで行くのが結構好きなので、レースの流れを見ながら行けるところで行く、頭を使ってクレバーなレースをしたいなという風に思っています。僕は苦しくなってくると口角が上がって笑っているように見えるので、レース中笑っていたよってよく言われるんですけど、苦しくなると笑ったような表情になってくるので、ぜひそこを観客の方々に見ていただきたいと思います。

注目はオーストラリアのサム・ウェスフォード選手。スピードのとてもある選手で、オムニアムではスクラッチのゴール前で、恐らく僕とサムで1着を争うレースになると思いますので、そこを注目してみていただけると楽しんでいただけるのではと思います。

オリンピックを開催してもらってることに感謝して、金メダル目指していきたいと思っています。

 

橋本英也の走りに期待がかかる。

スケジュール

8月5日(木)15:30〜18:50

15:30 スクラッチ
16:27 テンポレース
17:07 エリミネーション
17:55 ポイントレース
男子オムニアム表彰式

8月5日の配信予定

15:25~18:53 gorin.jp ライブ配信

 

東京五輪のスケジュール、競技説明はこちらから↓

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2020年07月18日

 

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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