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弱虫ペダルサイクリングチーム 川野碧己【El PROTAGONISTA】

2021年上半期、アンダー23 カテゴリーで走る若い選手の活躍が話題だ。
そのなかでも19歳にしてTOJ(ツアー・オブ・ジャパン)でステージ優勝を果たした川野碧己(あおき)の名前は一躍有名になった。
大学生でありながらJプロツアーチームに入団し、国内トップレースを制した青年にプロタゴニスタはフォーカスした。

弱虫ペダルサイクリングチーム 川野碧己

PERSONAL DATA

生年月日/2001年8月2日 身長・体重/172cm・67kg

HISTORY

2017-2019 慶應義塾高校自転車競技部
2020    慶應義塾大学自転車競技部/Fietsクラスアクト
2021    慶應義塾大学自転車競技部/弱虫ペダルサイクリングチーム

 

2021年 TOJ東京ステージ。リーダージャージを着る増田成幸(宇都宮ブリッツェン)に11秒差で迫るトマ・ルバ(キナン)。

この日弱虫ペダルは入部正太朗を筆頭に、チーム全員が逃げで勝負する姿勢を貫いた。

目まぐるしくトップが入れ替わる展開から、小林海マリノ(マトリックス)を含む攻撃が勢いよくリードを奪うと、ここに川野が飛びついた!

総合9位のマリノ以外のメンバーがスプリンターであるために、増田を守る宇都宮ブリッツェンがこれを容認したことで逃げが決定的となった。「うまく集団から抜け出したものの、しだいにエスケープ集団に疲労が見えてくると、逃げ切りたいという気持ちがあるのは海さんと僕だけ……。残り20kmで意を決して飛び出しました」

海と2人になると後続との差も詰まってくるが、「あきらめてしまえば、すべてをだいなしにする。絶対に捕まらない!」と腹をくくった走りは集団の力をも超えた。そして海とのスプリント勝負に持ち込んだ川野は、19歳でTOJステージ優勝という歴史的快挙を成し遂げた。

出典

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PROFILE

管洋介

Bicycle Club / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

管洋介の記事一覧

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