シートステーの魅力【革命を起こしたいと君は言う……】
Bicycle Club編集部
- 2021年09月01日
その種類は
現代の標準的な太さは、外径14〜10mmのテーパーで肉厚は0.6mmというのが一般的だろう。
ほかにも肉厚で0.5〜0.9mmくらい。外径は14〜16mmくらいまで。
形状は、丸、涙滴型、楕円、菱形、両先端が細くなったWテーパーなどもある。
そして素材まで挙げると、ここで収まる話ではなく、さらには加工方法や取付部形状で乗り味は変化する。
テーパー状のパイプは生産効率がよくない。それゆえほかの工業製品ではあまり使われない。
多くの場合、テーパーは採用されず構造計算上、ストレートパイプをそのまま使って強度の担保としている。それは少年期の私が感じた「美しさ」からはかけ離れたものだ。
好きが高じて
この私が好きなテーパーのあるパイプを家具やイスに利用できないか? と考えていた。
私が講師を務めるTCD(東京サイクルデザイン専門学校)で特別研究生なるコースが誕生した。
このコースの生徒に、ちょうど「イス」の構造について考察している学生たちがおり、自転車パイプ×イスのアイデアに意気投合した。
それでは、いっしょにイスをデザインして作ってみないか? という流れとなった。自転車というモノの虜になった元少年たちが作るイス。はたしてどんなものになるか乞うご期待だ。
Cherubim Master Builder
今野真一
東京・町田にある工房「今野製作所」のマスタービルダー。ハンドメイドの人気ブランド「ケルビム」を率いるカリスマ。北米ハンドメイド自転車ショーなどで数々のグランプリを獲得。人気を不動のものにしている
今野製作所(CHERUBIM)
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