杉浦佳子がロードレースでも優勝!独走で今大会2つめの金メダル|東京パラリンピック
Bicycle Club編集部
- 2021年09月03日
東京パラリンピック大会第11日の9月3日、自転車女子ロードレース(運動機能障がいC1~3)で杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)が優勝し、個人ロードタイムトライアルに続く2つ目の金メダルを獲得した。
レースは富士スピードウェイの敷地内に設定された13.2kmの周回コースを3周する39.6kmで争われた。杉浦は積極的な走りでメイン集団の人数を絞り込み、3人の先頭グループで最終周回へと突入。下りで1人が追い付いて先頭は4人になったものの、上りに入ってすぐに杉浦がペースを上げると、先頭は杉浦と中国の王小梅の2人に。さらに上り中腹で王も突き放して独走に持ち込み、最終的に2位に16秒の差を付けてフィニッシュした。
杉浦は8月31日の女子個人ロードタイムトライアル(C1〜3)で優勝しており、男女通じて日本人選手史上最年長となる50歳での金メダルを獲得。3日後には最年長でロード2冠という、さらなる快挙を達成した。
杉浦は静岡県掛川市出身で、北里大学薬学部出身の薬剤師。トライアスロンが趣味で、練習の一環として出場していた自転車レース中に落車。記憶が途切れる高次脳機能障がいと右半身まひによりパラサイクリングに転向した。2017年の世界選手権で個人タイムトライアル優勝。翌年の同大会ではロードレースで世界王者に輝いた。現在はVC福岡に所属、実戦トレーニングとして国内サイクルロードレース大会に参戦を続けている。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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