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PINARELLO・DOGMA F【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】

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TECHNOLOGY

アート・オブ・バランスを掲げ、究極のオールラウンドレーサーへと進化した新型ドグマF。
そこに宿るテクノロジーと獲得した数々の進化にフォーカスしていく

全方位に進化し究極のバランスを獲得

新型ドグマFは、細部に至るまでフレーム設計がアップデートされ、リアトライアングルはわかりやすくコンパクト化を果たしている。さらに、独自のフラットバックエアロチューブ形状を継承しつつも、前作ドグマF12よりもシャープなフォルムへと進化。結果、F12リムバージョン比で3.2%、F12ディスク比で4.8%のエアロダイナミクス性能の向上を達成。これは時速40km走行時で1.3W、時速50km走行時で2.6Wセーブできる計算だ。

フレーム素材には、長くパートナーシップを結ぶ東レのハイグレードカーボン「トレカ11001K」ドリームカーボンを採用。独自のアシンメトリック(非対称)設計をベースにパワー伝達性を追求。ボトムブラケット(BB)セクションの剛性を前作比で12%向上させた。

さらに、究極のバランスを追求する新型ドグマは大幅な軽量化も達成。フレームキット重量で前作F12よりもマイナス265g(サイズ53ディスクブレーキ仕様と比較)。これは前作よりも11%ものシェイプアップだ。シートポストのヤグラをチタン素材を用いて3Dプリンタで製造するなどし、UCI規定ギリギリの重量を達成する。ドグマFは全方位に確かな正常進化を遂げている。

01 トレカT1100G 1Kを継続採用史上最高レベルの性能を実現

フレーム素材には、ドグマF8以降継続採用する高強度高剛性を誇る東レのT1100G1K最高カーボンを採用。ドグマ8、10、12と続いたモデルナンバーを廃した新型ドグマFは、最新のコンピューター解析と実戦からのフィードバックを融合しエアロダイナミクス性能、剛性においてもドグマ史上最高レベルの数値を実現する

02 よりシャープで軽くなった新型オンダフォーク

ピナレロハンドリングの世界観を実現するドグマの生命線でもある独自のオンダスタイルのフロントフォーク。新型では、よりメリハリを出しつつシャープな設計へ。エンドの整流効果を高めるフォークフラップ構造も薄い設計へと変更され、フォーク単体で前作より58gもの軽量化を実現する

03 高いエアロダイナミクスを実現する最適化されたフラットバックチューブ

空力性能を追求する独自のフラットバックプロファイルを採用。前作よりも各チューブのエッジがより際立つ設計。また、前作F12で採用されたダウンチューブの凹み(コンゲーヴ形状)を排しつつも、ボトル装着を前提とした設計がうかがえる

04 シートステーを下げたコンパクトなリア設計

シートステー位置を下げたディスクモデルのロワードシートステーで、よりコンパクトなリア設計に。前作より左右非対称設計は控えめにしつつも、左右の剛性バランスを調整。最大タイヤ幅は28C とし、クリアランスはロードシーンに特化

05 チタン製の軽量ヤグラの開発軽さを手にしたシャープなシートポスト

日本刀のようにシャープな設計に変更されたシートポストは27g軽量化。シートポストのヤグラは、3Dプリント専門のマテリアライズ社とコラボし、軽量で強度の高いチタン素材を用いて、3Dプリンタで製造。シートレールを挟むオーソドックスなクランプ構造だが徹底的に肉抜きが施される。ヤグラ部分のみで35gの軽量化を実現

06 新型タロン・ウルトラファスト採用あらなる軽量化を実現

エアロコクピットを実現するモストのタロン・ウルトラファストは前作から40gも軽量化。TiCRインターナルケーブルによるクールなコクピットと、くびれ形状の上下1.5インチヘッドチューブが整流効果を獲得

 

100km IMPRESSION

ツール・ド・フランスで通算15勝を挙げているスーパーバイクが、3年ぶりにフルモデルチェンジ。
ドグマF8から始まったモデルナンバーを、今作で廃してまで命名したドグマFの世界観をレポートする

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PROFILE

ハシケン

Bicycle Club / スポーツジャーナリスト

ハシケン

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

ハシケンの記事一覧

ロードバイクに造詣が深いスポーツジャーナリスト。国内外のレースやロングライドイベントを数多く経験。Mt.富士ヒルクライムの一般クラス優勝、ツールド宮古島優勝。UCIグランフォンド世界大会への出場経験あり。

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