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世界選手権ロードレース女子エリートはオランダVS地元ベルギーに注目!

今年で100回目を迎えた記念すべき世界選手権ロードレースは、ベルギー フランダース地方のアントワープで開催される。コースはアントワープをスタートし、ルーヴェンの市街地にある1周約15kmの周回コースを使って行われる157.7kmのレース。
周回コースには例年のような長い上りはないが、短い急坂が4カ所あり、途中石畳区間や道幅が狭くなるなど、テクニカルコースだ。このようなコースでは位置取りが重要になってくるので、集団の前方で有利に展開できるチームの動きが勝利の条件となる。平地のスピードがあり、石畳でのライディングもうまい選手が有利なので、クラシックレース向きの選手に分があるだろう。

世界選手権はチームではなく、国ごとの戦い

世界選手権ロードレースの特徴は、通年行われているワールドツアーなどと違ってチーム間の争いではなく、国籍別で編成されたチーム同士の争いとなる点だ。
普段はライバル同士の選手たちも、国籍が同じならばチームメイトとして戦うことになるので、各国のエースが誰になるのか、どのような作戦でレース展開するのかが見どころ。

国別の争いという点では今年日本で開催されたオリンピックロードレースは同じだが、その違いは出走人数の数の多さである。
オリンピックが全体で67名だったのに対し、今年の世界選手権は176人となっている。UCIポイントから割り当てられる各国の出走人数で最大はオランダの8人、次いでイタリア、ドイツ、オーストラリア、デンマークが7人、フランス、ベルギー、スペイン、スイス、イギリス、アメリカ、などが6人で続く。
チーム同士の戦いでは数的な優位性を生かして、強豪国がアシストを使って様々な作戦を展開するので、エースの力とエース以外のアシスト選手たちの力が総合的に大きいチームが有利である。

日本からは與那嶺恵理選手が1人で出場。アジアではタイが3人、ウズベキスタン3人、その他の国は出場を見送った模様。単騎で戦う與那嶺選手の活躍にも期待したい。

與那嶺恵理の記事はこちら↓

8人中5人が世界チャンピオンというオランダ

さて、アントワープの世界選手権で鍵を握るのが連覇を続けている強豪国オランダである。今回も出場8人のうち世界チャンピオン経験者が5人おり、どんな展開に転んでも勝ちを狙えると言ってよいほど選手層が厚い。
昨年の世界チャンピオン、アンナ・ヴァンデルブレッヘンは今季限りで引退を発表(来季からSDワークスで監督をする)、今大会はアシストに回ると宣言している。オリンピック・ロードTTで金メダルとロードレースで銀メダル獲得、その後ワールドツアーを連覇したアネミエク・ファンフルーテンはマリアンヌ・フォスが勝つとコメントしており、アントワープのコース特性やコンディションからマリアンヌ・フォスで狙う可能性が高い。
万が一フォスが脱落しても、世界選手権TTで金メダルを獲得したエレン・ファンダイクや元世界チャンピオンのシャンタル・フェンデンブローク、デミ・フォレリングらが控えており、次の展開で勝利を狙えるであろう。

オランダに対抗できる国といえばロッテ・コペッキー擁する開催国ベルギー、そしてイタリア(エース:ロンゴボルギーニ)、ドイツ(エース:ブレナウアー)、イギリス(エース:ダイグナン)、スイス(エース:ローセル)、アメリカ(エース:リベラ)、オーストラリア(エース:ホスキング)といったところか。

世界最高峰のワンデイレース、今夜アルカンシェルを着るのは誰になるのか? 明日行われる世界選手権・男子エリートの前日は、女子エリートの熱い戦いにも注目だ。

大会サイトはこちら

https://www.uci.org/competition-hub/2021-uci-road-world-championships/4M2SIgJM7qgsskOlTpGyFW

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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