落車でハンドルやブレーキが曲がったときの対処方法、転倒したらココをチェック!
Bicycle Club編集部
- 2021年10月10日
ホイールのゆがみを直すやり方
落車でホイールがゆがんでしまった場合は、出先で完全に修正するのは難しい。ブレーキシューとリムが接触しないようにニップルを回して、自走できる状態を目標に応急処置を施すのが最良の方法だ。
バイクを倒立させて調整
整備用スタンドがない出先でホイールを調整するには、バイクを倒立させるといい。
ブレーキシューが接触している側のニップルをゆるめるとともに、反対側のニップルを締める。
ブレーキシューにリムが当たらないように、1/4回転ずつニップルを調整していく。接触がなくなれば完了。
エンドの曲がりを直すやり方
落車によりリアディレイラーと路面が接触してエンドが曲がることがある。そうなると正確な変速ができなくなり、チェーン脱落などの原因にもなる。最近のバイクはエンドを交換できるリプレースエンドを採用しているが、スペアを持っていない場合は曲げ直す方法しかない。曲げ直しによる折損の可能性もあるので慎重に作業したい。
正常な状態
リアディレイラーエンドが正常な状態では、スプロケットからケージまでチェーンが一直線になる。
曲がった状態
リアディレイラーエンドが曲がっていると、ケージが傾いてチェーンを正確にスプロケットに導くことができない。
アーレンキーを差し込んで曲げ直す
リアディレイラーの取り付けボルトにアーレンキーを差し込む。携帯工具を使う場合は、工具が柄と直線上になるように。
アーレンキーとともにリアディレイラーを手で保持して、エンドを徐々に曲げ直す。ケージ部分を直接引っぱるのはNG。また無理に曲げるとエンドは折れてしまうことがあるので、無理に完全に直そうとして折ってしまっては本末転倒だ。走れるようにするための応急処置にとどめておこう。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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