電動変速機の調整方法と動かないときの対策をシマノ・Di2で解説
Bicycle Club編集部
- 2021年10月11日
機械式に比べてトラブルが少ない電動変速機だが、変速が動かなくなったり、うまくギヤが入らなくなったりすることは起こりうる。今回はシマノDi2(デュラエース9000シリーズ)を見本に、万一のときの対処法を解説。いざというときのために調整方法を覚えておこう。
バッテリーやエレクトリックケーブルを確認する
もし動かなくなった場合は、まずはバッテリーの残量やエレクトリックケーブルの接続不良をチェックする。シートポスト内装型のバッテリーの場合はケーブルがらせん状に収納されていて、接続部分が断線しやすいので必ず見る。ケーブルの着脱には断線を避けるために専用工具を使いたい。
専用工具でケーブルを着脱する
初めにバッテリーの残量をチェック。ジャンクションのボタンを押して、赤いLEDが点灯したら充電しよう。
次にケーブルの接続をチェック。ケーブルは手で抜き差しすると断線の恐れがあるので専用工具を使うこと。
バッテリーの接続をチェック。専用工具を使えば、ケーブルにまっすぐ力を伝えることができ、着脱時に断線の心配もない。
前後ディレイラーやブラケットも抜き差しする。ケーブルの接点不良の場合は、この作業だけで改善が見られることも多い。
変速レバーのケーブルの抜け対策
変速レバーのケーブルは、ハンドルを切ると引っ張られて抜ける恐れがある。落車時や輪行したときにも注意したい。チェックした際にケーブルに遊びがない場合は、ある程度たるみを持たせてビニールテープでとめるといい。
ケーブル着脱専用工具
シマノ純正のケーブル着脱専用工具で、左側が抜く専用、右側が差し込み専用。携帯工具などといっしょに携行すると、万一のときに安心。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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