シフトケーブルが切れたときの応急処置！　ワイヤー交換なしで自宅までたどり着く方法

ケーブルのタイコ側を使ってローギヤに調整する

峠を越えないといけないときにケーブルが切れてしまったらどうするか？　その場合には、切れたシフトケーブルを抜き取り、そのケーブルを使ってリアディレイラーをローギヤに固定する。シフトケーブルをリアディレイラーのアウター受けから差し込み、固定ボルトでシフトケーブルを固定する方法。好みのギヤ位置になるようにセットしよう。

インナーケーブルを抜く

残ったケーブルを引きながらシフトレバーを操作してギヤをトップに。ケーブルの巻きがフリーになり、抜きやすくなる。

切断したケーブルを抜く。

ほつれていることが多いので、ハンガー下のガイドやフレームのガイドなどは目視しながら慎重に。

ブラケットをめくり、シフトケーブルが通る部分を露出させる。レバーのメーカーや年式により通り方が異なるので注意。

カバーを外してシフトケーブルを引き抜く。アウターはバーテープと一緒に巻かれているもののみ残し、ほかは外しておこう。

ブラケット部のシフトケーブルが外れにくい場合は反対側から手で押す。こうすると簡単に取り外せる。

レバーの位置がトップ側になっていれば、タイコと反対側からケーブルを押せばレバーから取り外せる。

シフトケーブルをバイクから完全に取り外す。このケーブルを活用してリアディレイラーをロー側に固定する。

バーテープと一緒に巻かれているアウターをステムに固定。テープがないときは、バーテープを固定しているテープを活用。

リアディレイラーを固定

取り外したシフトケーブルを使ってリアディレイラーの位置を固定する作業に入る。

リアディレイラーのケーブル差し込み口にシフトケーブルを挿入して引っ張る。

シフトケーブルをリアディレイラーのケーブル固定ボルトに通す。

リアディレイラーのケーブル固定ボルトをゆるめて、切れたケーブルがあれば取り除く。

タイコが当たるまでケーブルを引き、ケーブル固定ボルトにケーブルを通しておく。

リアディレイラーをロー側へ手で押し、ロー側のギヤポジションに移動してケーブルを仮止め。

クランクを回しながらリアディレイラーを手で動かし、スムーズにチェーンが回るポイントを確認。

チェーンがスムーズに回る位置でリアディレイラーのケーブル固定ボルトを締める。

余ったケーブルを丸め、チェーンやディレイラーと干渉しない位置にテープで固定。最後にケーブル調整ボルトで微調整する。

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