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ツール・ド・フランス覇者ポガチャル、ロンバルディアに勝利しメルクスに並ぶ快挙

109日にUCIワールドツアー最終戦、落ち葉のクラシックとして知られるイル・ロンバルディアが開催され、ツール・ド・フランスの覇者タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)が勝利を収めた。

ツール・ド・フランスの勝者でこのイル・ロンバルディアに勝利したのは1979年のベルナール・イノー(フランス)以来、さらにポガチャルはリエージュ~バストーニュ~リエージュとあわせて2つのクラシックを勝っており、これは1971年のエディ・メルクス(ベルギー)以来の快挙となる。

世界チャンピオンのアラフィリップ、ログリッチなど豪華メンバーがそろった

今シーズン、実質的に最後のビッグレースとなるイル・ロンバルディアは「モニュメント」の1つに位置付けられる。さらに、7つの大きな山を越える。このためプリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィスマ、スロベニア)、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア)、アダム・イェーツ(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)などグランツールなどを狙える総合系ライダーがスタートリストに名を連ねた。いっぽうマイヨアルカンシエルのジュリアン・アラフィリップ(フランス)を筆頭に上りも得意とするクラシックレーサーを揃えるドゥクーニンク・クイックステップにも注目が集まった。

レースはイタリア北部のコモをスタートし、ベルガモフィニッシュする239kmで行われ、自転車教会として知られる「マドンナ・デル・ギザッロ」をレース前半に通過する。ここでティム・ウェレンス(ロット・スーダル、ベルギー)ら10人の逃げが生じて最大6分差をつけるが、ロンコラを順調に越えていったがのちに吸収されることになる。

コモ湖の湖岸を進むプロトン

レースが動いたのはパッソ・ディ・ガンダ

レースが動いたのはラスト36km、パッソ・ディ・ガンダの上りだった。40人ほどに絞られた先頭集団からポガチャルがしかけ、抜け出すことに成功。ヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード、イタリア)やアダム・イェーツらを引き離した。ここに追いつけたのはファウスト・マスナダ(ドゥクーニンククイックステップ、イタリア)だけだった。

地元ベルガモ生まれのマスナダは、第2グループにいるチームメイトのアラフィリップのアシストとして積極的に引くことはせず終始ポガチャルの後ろにつくことを選択。しかし、先頭を引くポガチャルの強さは圧倒的で、アラフィリップのいる第2集団は2人に追いつくことはできず、勝負はベルガモでのスプリントで決まることになった。

そしてスプリントではポガチャルがマスナダに格の違いを見せ、先頭を引いたままスプリントの体制に入り、そのままフィニッシュラインを駆け抜け、勝利を収めた。

後続集団の先頭はアダム・イェーツ、そして、4位プリモシュ・ログリッチ、5位アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム、スペイン)、6位アラフィリップと続いてフィニッシュした。

優勝 ダデイ・ポガチャル コメント

ポガチャルはフィニッシュ後、婚約者のウルスカ・ジガルトさんにその勝利を捧げた

「私は今回レースを終えることができて幸せでした。私はUAEチームエミレーツ、スロベニア代表チームと一瞬一瞬を楽しんできました。今日、歴史的な記録を作ったことについて耳にしましたが、それについては考えていません。自転車に乗るのが好きなだけです。ファウスト・マスナダが私に追いついた瞬間、彼は私を助けてくれないことを理解しました。30~40秒のアドバンテージしかなかったので、私にできることはほかにありませんでした。最後の上りでは、私は最善を尽くしました。マスナダと一緒にスプリントするために私自身が何をしなければならないかをわかっていました。このレースまでイタリアで行った3レースで、このイル・ロンバルディアでの勝利に向かうステップを作ってきました」

2位 ファウスト・マスナダ コメント

「大変なレースでした。チーム全体としてはとてもうまくいき、私にとっていい状態でフィニッシュまで行けました。私はタデイと先頭にいましたが、アラフィリップが後ろにいたので引きませんでした。アラフィリップが私たちのグループに追いつくだろうと思ってましたが、タデイは本当に強かったです。彼は先頭を引っ張って、最後の上りで私を落とそうとしましたがなんとな食らいつきました。私の2位はベストを尽くした結果で、夢のようです。2位ではありますが、私はここベルガモに住み、この道で育ったので、表彰台に立つことは本当に素晴らしいことです」

イル・ロンバルディア(239km)結果

1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、スロベニア) 6:01’39”
2 ファウスト・マスナダ(ドゥクーニンククイックステップ、イタリア)ST
3 アダム・イェーツ(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)+51
4 プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィスマ、スロベニア)ST
5 アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム、スペイン)ST
6 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンククイックステップ、フランス)ST

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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