ANCHOR・RP9【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年10月13日
TECHNOLOGY
アンカーがトラックバイクで培った最新技術をベースに開発されたRP9。
独自のプロフォーマット開発プロセスとともに、最新鋭のテクノロジーが凝縮される。
その各部をチェックしていく
国内開発を貫いたアンカーの挑戦。沈黙を破り、堂々誕生!
ケーブルのフル内装化を果たし、ディスクブレーキを搭載。カムテール形状のエアロチューブを採用し、エアロダイナミクス性能を強化。大きく変貌を遂げた新型モデルだが、ペダルを踏んだ力をムダなく前へ「進む力」に変える解析技術プロフォーマット(推進力最大化解析技術)は、基本開発技術として継承される。
RP9は、世界を制したトラックバイク開発を通じ、この技術に磨きをかけ、各要素を競技特性に合わせ高次元でバランスさせ誕生した。名の由来は、Propulsive(推進する)にある。
コンピューターシミュレーションから最適形状を定め、それをもとに埼玉県の上尾工場に設置されたカーボンラボで試作。その後、国内の風洞実験施設での計測と、チームブリヂストンサイクリングの選手からのインプレ評価も加味して形にしていく。
オートクレーブ窯でのフレーム形成から計測までのプロセスを早められる自社開発で、試作のサイクルを増やして理想を追求した。
RP9では空力性能の向上を掲げ、重量と剛性のバランスに空力性能を意識。カムテール形状に加え、高性能な東レのT1100カーボンを採用し、前作から大幅な空力改善を実現しつつ、軽さと剛性の強化に成功。その結果、前作RS9sよりも、フレームセットで30g軽量化し、空力性能も大幅な改善を果たしている。
01 プロフォーマットで開発された初の本格派エアロロード
02 T1100カーボンの採用とディスクブレーキの実装
03 エアロコクピットを形成するケーブル内装の専用ステム
04 カムテール形状を採用し空力、軽さ、剛性バランスを追求
05 推進力を最大化する左右剛性を整えたコンパクトなリア設計
06 DTスイス製ホイールと新型コンポーネントを搭載
100km IMPRESSION
待望のフルモデルチェンジを果たし、完全なる最新鋭のレーシングモデルへと生まれ変わった「RP9」。
新世代をになうレーシングモデルの実力をさまざまなシチュエーションで乗り込みながらインプレッションする。
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