全日本ロードTTはテクニカルな難コース、攻略法を中根、佐野、留目の3選手に聞く
Bicycle Club編集部
- 2021年10月21日
INDEX
10月22日に広島県の広島県中央森林公園を舞台に開催される第24回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会。 前日となる10月21日には個人タイムトライアルの試走が行われ、選手によって機材選択が異なる様子も見受けられた。 今回は試走後に注目3選手中根英登(EFエデュケーションNIPPO)、佐野淳哉(レバンテフジ静岡)、留目夕陽(中央大学)にコースの印象とその攻略法を聞いた。
中根英登(EFエデュケーションNIPPO)
「不慣れなコースに怖さを感じた、注意が必要」
試走してすぐは恐いという第一印象でしたが、試走を重ねていくにつれて多少は慣れました。 ただ、全体を通して景色があまり変わらないにも関わらず、場所によってラインが変わったりしていて、タイトなコーナーも多いため、注意して走らなければならないなという印象です。
パンチャー系が有利と思われる点については?
平坦が何kmも続くわけではないので、確かに重量級の選手よりはパンチャー系の選手の方が有利かもしれないです。 でも、ホームストレートも長く、用倉大橋までのの上りは重量級の選手であれば惰性でいけると思うので、必ずしもパンチャータイプが有利とは限らないと思います。
1カ月ぶりのレースという点については
帰国して最初の2週間は隔離期間ということもあり、満足な練習はできていませんでした。ただ、その後の2週間でしっかり走れるように調整はできたので、悪くはないかなと思います。 久しぶりの日本でのレースなので、リラックスして臨みたいと思います。
佐野淳哉(レバンテフジ静岡)
「パンチャーに向いたコース、バイクの選択に悩む」
他の選手とも話をしましたが、かなりテクニカルなコースというのが第一印象です。 平坦がほとんどないので、皆さんが思い描くTTとは少し違ったコースで、インターバルに強かったり、パンチャー系のタイプの選手に向いたコースだと思います。
機材の選択に悩む声が聞こえる点について
ノーマルバイクでの出走も考えましたが、自分のようなタイプの選手がノーマルバイクでいくのがいいのかわからなかったので、タイムトライアル用のバイクを選択しました。
明日の本番に向けて
あらかた危険な場所も覚えることができましたし、自分が得意な部分を発揮できるように録画した試走の映像を再チェックしたいと思います。
留目夕陽(中央大学)
「テクニカルなコースなので慎重にいきたい」
思ったよりもきつくないな、でもテクニックに左右される部分もあるなという印象です。
タイトなコーナーも多いようですが
気が緩んだり、横風が吹いたりすれば危ない場面があるかもしれないです。 ロードレースもあるので、TTでは落車しないように慎重にいきつつ、ベストを狙いたいと思います。
久々の国内のレースについて
6月のJBCF群馬以来です。このレースで落車に巻き込まれてしまい、それ以来ということになります。 また、海外含めても最後に走ったのは8月のツール・ド・ラヴニールで、久しぶりのレースになります。 でも、全日本の開催が発表されてからは全日本に向けて調整してきたので、自信はあります。
タイムトライアルの概要
2年ぶりの開催となる全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レースは10月22日に以下のスケジュールでレースが行われる。
全日本選手権個人タイム・トライアルスケジュール
10月22日(金)
8時00分~:男子U-23
10時00分~:女子エリート+女子U-23
11時00分~:パラサイクリング
12時30分~:男子エリート
全日本選手権ロードに関するレビューはこちらから
- TAG :
- BRAND :
- Bicycle Club
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。