BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ジロ・デ・イタリア2022はハンガリー開幕。序盤3ステージのコースが明らかに!

サイクルロードレース最大級のステージレース「グランツール」の1つ、ジロ・デ・イタリア。2022年大会の開幕地であるハンガリーで、113日に序盤3ステージの概要を発表するプレゼンテーションが開催された。そこで明らかとなったのは、初日から丘陵ステージが設けられ、その後個人タイムトライアルとスプリンター向けステージとで構成される、バリエーションに富んだコースだった。

1ステージに丘陵登坂フィニッシュが設定される

ハンガリーでのジロ開幕は当初2020年に予定され、ステージ編成も固まっていたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が影響し2022年に延期となっていた。晴れて迎えるジロのハンガリー入りに向けて、現地関係者の準備もここへきて急加速。満を持して、ハンガリーステージの発表となった。

首都ブダベストで行われたプレゼンテーションには、今年の同大会でマリアローザを3日間着用したハンガリー自転車界のニュースター、アッティラ・ヴァルテル(グルパマ・エフデジ)のほか、1987年大会覇者のステファン・ロッシュ氏、2006年と2010年大会を制したイヴァン・バッソ氏ら往年の名選手たちも出席。コース発表を見守った。

ハンガリーステージのコースプレゼンテーションにはアッティラ・ヴァルテル(右から3人目)のほか、ステファン・ロッシュ氏(左から3人目)やイヴァン・バッソ氏(右端)といったかつての王者も出席した ©︎ RCS

105回大会となる2022年のジロは、56日からスタート。第1ステージはブダペストを出発し、わずかな起伏を抜けながら隣国スロバキアとの国境付近を走行。ドナウ川を見ながら進んだプロトンは、フィニッシュの街・ヴィシェグラードを目指して5kmの上りへ。平均勾配5%の丘陵の頂上にフィニッシュラインが敷かれ、一番に飛び込んだ選手が最初のマリアローザ着用者となる。

ブダペストへ戻っての第2ステージは、9.2km個人タイムトライアル。中心街をスタートしてドナウ川沿いを進んだのち、最後の1.3kmで一気の上り。特に最初の300mは最大勾配14%に達する。上りの入口に中間計測ポイントが置かれる予定で、それまでにどれだけタイムを稼ぎ、最終盤の登坂で耐えられるかがカギとなってくる。

続く第3ステージはカポシュバールからバラトンフュレドまでの201km。内陸国であるハンガリーの人々にとって海のような存在だというバラトン湖のほとりへと向かう平坦ステージ。レースを変化させるほどの起伏がないこともあり、この大会では最初のスプリントステージとなる可能性が高い。「ハンガリーのプロヴァンス」と称される景観にも注目。

地元ステージでの活躍が期待されるヴァルテルはコース発表を受けて、「今年のマリアローザ着用は他では得られない特別な出来事だった。来年の5月には、ハンガリーの人々にもジロの興奮を味わってもらえると思う」と笑顔。自身の目標も口にし、「まずは2022年大会のハンガリー開幕に臨むこと。次に、ジロを通じてハンガリー全体が恩恵を受けられることを期待したい」と述べた。

なお、ハンガリーでの3ステージ後は移動日が1日設けられ、シチリア島での第4ステージからイタリアでの戦いが始まる見込みとなっている。主催するRCSスポルトはこれらのステージについて、118日から11日にかけて段階を追ってコースを明らかにするとしている。

SHARE

PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

福光俊介の記事一覧

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

福光俊介の記事一覧

No more pages to load