
国内初、耕作放棄地を活用して作ったマウンテンバイクワインが登場!

Bicycle Club編集部
- 2021年11月05日
南アルプスマウンテンバイク愛好会(以下、愛好会)が、耕作放棄地を活用して育てたワイン用ぶどう「カベルネソーヴィニヨン」の収穫を10月6日(水)に南アルプス市で実施した。イベント当日には、愛好会のメンバー15人が収穫を行い、南アルプス市で高級赤ワインのみを造るワイナリー「ドメーヌヒデ」にぶどうを持ち込み、ぶどうを足で踏み果汁を絞る仕込み作業を体験した。以下、プレスリリースより。
地元のマウンテンバイク愛好会がワイン用ぶどうの収穫イベントを実施
愛好会は、日本におけるマウンテンバイク(以下「MTB」)の普及を目的に活動をしている団体です。
MTBは山の細い道(トレイル)を走る遊びですが、日本の山道や山林は「誰がどのように使ってよいか」を明確に定めた制度が存在しておらず、MTBの走行環境はとても不安定な状況です。こうした状況を改善するためには、地域と信頼関係を築き、行政からトレイル整備・走行について許認可を受けることはもちろん、最終的には都道府県や国レベルでの制度化、政策化が必要になります。本会は、8年前に南アルプスで活動を始めたときから、地域の夜祭りの手伝いや清掃活動、高齢者コミュニティ支援など地域との交流を続け、信頼関係の構築に努めてきました。
この度のワイン用ぶどうの栽培は、「耕作放棄地が増えて困っている」という地域の声を聞いた本会が、社会課題を解決しながら地域の新たな価値を創出することを目指し、2017年に開始したものです。
一度荒廃した農地は繁殖力の強い雑草が生い茂るため、ぶどう栽培に適した土壌を作るのに2,3年の歳月を要しました。昨年は、結実したものの、病害によりまったく収穫することができませんでした。
こうした様々な失敗、苦労を経て、今回、愛好会の思いがつまったぶどうの初収穫を迎えることができました。
今後の展開
今回仕込むワインが完成するのは、令和4年2月を予定しています。
今後、愛好会では酒類販売業免許等を取得するとともに、ぶどうの収穫量を増やして、この“国内初のマウンテンバイクワイン”を新たな地域資源として販売し、MTBを通して山梨県や南アルプス市の地域活性化に貢献して参ります。
南アルプスマウンテンバイク愛好会
https://www.minamialpsmtb.com/
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