11月6日、7日の2日間、JR千葉駅から徒歩10分の千葉公園で、TIPSTAR Urban MTB Festival in 千葉公園が開催される。このメインイベントとなるのがメインイベントの第34回全日本自転車競技選手権大会 マウンテンバイク XCC/XCEだ。東京五輪で引退を表明した山本幸平選手（Dream Seeker MTB Racing Team）が走るほか、国内のトップ選手たちが多数出場する。

ここでは「XCC？　XCE？　オリンピック種目とは違うの？」という方のために、それぞれの競技と注目選手を紹介しよう。

Day1　11月6日開催のXCE（クロスカントリー・エリミネーター）

土曜日に行なわれるのがクロスカントリー・エリミネーター。マウンテンバイク・エリミネーターとも呼ばれ、UCIワールドカップ、世界選種目にもなっている。

フォーマットは４～６名が同時にスタートして１～2周回で順位を競う。コースは1周60秒前後に設定され、人工セクションなども設けられる。海外では公園などで開催されることも多い。日本では2018年から全日本選手権となっている。

2020年は初代王者でもある澤木紀雄（acu-power Racing Team）

2020年はU23XCOチャンピオンの川口うらら（FUKAYA RACING*）が優勝

Day2　11月7日開催の（XCC）クロスカントリーショートトラック

1周５km前後のコースを約90分かけて走るXCO（クロスカントリー・オリンピック）に対し、クロスカントリーショートトラックは、2km前後の周回コースを、40名前後で20～40分走って競う。コースが短いためスタートから激しいポジション争いとなり、最後までスリリングなレース展開となる。2019年からUCIワールドカップではXCOのスタート位置を決める予選として採用。今年の世界選手権から正式種目となった。こちらも日本では昨年から全日本選手権競技となったばかりだ。

2020年の勝者、山本幸平（Dream Seeker MTB Racing Team）

2020年の女子勝者は小林あか里（CMC/Aigle*）※2020年時点の所属チーム

見どころはスキルが試される人工セクション

XCEはスタートダッシュが決め手。だがダートや人工セクションがあるので必ずしも先行が有利とは限らず、一瞬判断ミスで勝利を逃すこともある。

今回はロックダウンヒルや、FLYと呼ばれるステップアップセクションが設けられ全日本選手権にふさわしいスキルも要求される。

XCCは40名がホールショット目指して1コーナーになだれ込み、そこから目まぐるしい順位争いが繰り広げられる。コース後半に設けられたダウンヒルは、MTBならではの迫力。

TIPSTAR Urban MTB Festival in 千葉公園2021年11月6日(土)・7日(日)開催

スケジュール　11月6日（土）

スケジュール　11月7日（日）

YouTubeライブも配信

全日本選手権自転車競技大会-MTB day1(XCE)　9：00～

全日本選手権自転車競技大会-MTB day2(XCC)

TIPSTAR DOME CHIBAの一般開放も実施

千葉公園に隣接しているTIPSTAR DOME CHIBAでは250ケイリン(PIST6 Championship)が10月に開幕。11月6日(土)7日(日)の2日間限定でこのTIPSTAR DOME CHIBAが一般開放される。

当日ドーム内では光と音のレーザーショーやバンクウォーク（天候により中止することがあります）等を実施するほか、一部飲食エリアやグッズショップも営業し、 11月13日(土)の有観客開催を前に、ひと足早くドームを体験することができる。

TIPSTAR Urban MTB Festival in 千葉公園
https://www.mtb-chiba.com/