KHODAABLOOM・STRAUSS PRO DISC【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年11月13日
サイクルジャーナリスト・ハシケンによる100kmインプレッション連載。
今回は、「日本人による、日本のスポーツバイクブランド」を掲げる
コーダーブルームのフラッグシップレーシングモデル
「ストラウスプロディスク」を本連載で初めて紹介していく。
アジア人レーサーが好むバランスを追求
勝利をつかみとる本格派レーシングロード
創業50年を迎える日本の自転車メーカーのホダカは、国内有数のスポーツバイクブランドを展開する。2007年に誕生したコーダーブルームだ。「あなたのための日本ブランド」をコンセプトに掲げ、より多くの人にスポーツバイクを身近に感じてもらえるブランドとして、サイクルライフを提案している。なお、コーダーブルーム(KhodaaBloom)とは、華やぐを意味するBloomと、社名ホダカのアナグラムだ。
より本格的にスポーツバイクに舵を切ったのは2014年のこと。同社初のレーシングモデルとなったファーナプロの誕生だ。以降、国内実業団チームにも機材供給を行うなど、レーシングモデルも着実に成長させてきた。そして今、最新モデルとなるストラウスプロディスク。ストラウスとはドイツ語で花束を意味し、「勝利という名の花束を贈ろう」をキャッチコピーにコーダーブルームの粋を集めたニューシリーズだ。
ケーブルのセミインターナル化、ディスクブレーキ専用設計により空力性能を高めながら、性能バランスと実用性を意識して開発された。アルテグラ搭載の完成車で52万8000円にまとめ、フレームセットで23万9000円のプライスを実現。今月は、この最新ピュアレーシングモデルをテクノロジーからライドフィールまで掘り下げる。
SHARE