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落車のリスクを減らす方法をプロサイクリストがレクチャー! 転倒時の対策もチェック

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落車してしまったらまずは何をすべきか?

同じ落車でも、転び方やその後の対処が違うだけでダメージの大きさは変わってくる。万が一、落車をしてしまったときにすべきこととは? そのときに冷静に対応できるようにしておきたい。

ダメージを減らすためできる限り身体を小さくする

手のひらから地面につかないことが大切! 落車の瞬間は、極力身体をリラックスさせることでダメージを抑えることができる。衝撃を脚、腰、肩という順に伝えて分散させるために地面に対して転がる意識をもちたい

落車の瞬間は突然やってくることが多い。地面に身体が接触する瞬間にどのような体勢をとるか次第で、身体へのダメージは変わってくる。まずやるべきことは、身体を丸めて小さくなる意識をもつことだ。このとき、アゴをしっかり引くのがポイント。アゴを引くことで、頭部が地面にダイレクトに当たることを防ぐだけでなく、首まわりへの衝撃も軽減できる。

身体へのダメージを冷静にチェックする

落車時のダメージは擦過傷や骨折だけではない。頭部を守ることができず、地面に接触してしまった場合、一過性の意識消失や記憶障害が起きる脳しんとうになることがある。注意すべきは、仮にすぐに意識が戻ってもレースを再開しないことだ。その場でレースを終えよう。のちに頭痛や吐き気が起きる可能性もあり、最悪の場合、外傷性の頭蓋内出血などを併発するケースもある。脳しんとうの危険性を理解しておきたい。

意識が戻ってもレース復帰は禁止です

ヘルメットへの小さな傷を見逃さない

ヘルメットを被らなければ、最悪の場合は死に至る。また、ヘルメットを機能させるため正しく装着することも重要だ。

レースに復帰する場合は機材のダメージをチェックする

落車をしてしまったら、二次的落車を防ぐためにも、コースの状況を確認してからすばやくコース脇へ移動しよう

落車した直後、すぐにレース復帰を意識するのは危険だ。まず、自力で立ち上がれる場合は、コースの脇に逃げて安全を確保すること。復帰する場合も、機材にダメージがないことを確認する作業が必要なので、その際は絶対コース内で行わないようにしよう。そして、身体にダメージがないか冷静にチェックすること。落車直後は痛みを感じなくても外傷を負っている可能性も高いため、救護を待ちドクターの指示に従おう。

教えてくれた人

グランフォンド プロサイクリスト
紺野元汰

高校時代から競技を始め、実業団国内トップカテゴリーで活躍。2018年、ツール・ド・おきなわ市民210㎞優勝。2019年、UCIグランフォンド世界選手権3位。

 

※この記事はBiCYCLE CLUB別冊「ロードバイクのトラブル解決マニュアル」からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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