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新リーグを牽引する若きファイター 宇賀隆貴【El PROTAGONISTA】

2021年、ジャパンサイクルリーグ(JCL)が立ち上がった。
リーダー争いに白熱するJCL公式リーグ戦のなかで、
新人賞ジャージを着るチーム右京相模原の宇賀隆貴の活躍は目を見張るものがある。
彗星のごとく現れたネオプロライダー。
その目が見つめる将来にプロタゴニスタはフォーカスした。

チーム右京相模原 宇賀隆貴

PERSONAL DATA

生年月日/1999年10月4日 身長・体重/171cm・63kg

HISTORY

2016-2017 フィッツグルーン 日本ロボティクス
2018-2019 エキップアサダ
2020    稲城 FIETS クラスアクト
2021    チーム右京相模原

 

2021年9月11日、JCL山口ながとクリテリウム。レースの最前列に新人賞のマイヨを着たチーム右京相模原の宇賀隆貴が立ち並んだ。新人離れしたその風格に、筆者も思わずカメラのレンズをグッと絞る。

号砲とともに一斉に駆け出す選手たち。先陣を切って最終コーナーから現れたのは宇賀だった。覇気に満ちた表情でリードを奪うと4人がジョイント。レースは宇賀を中心に回り始めた。

先行を続けた5人はついにメイン集団をラップアウト、レースはクライマックスを迎える。小野寺 玲、阿部嵩之、小坂 光のベテラン3人をそろえ、数に勝る宇都宮ブリッツェンが入れ替わりカウンターアタック。すると試合巧者であるキナンの中島康晴、そして宇賀が抵抗する。

残り1周、一進一退の攻防に拍車がかかったその瞬間、ラインを誤った中島が落車し、宇賀も急停止を余儀なくされた。結果、レースは宇都宮ブリッツェンが表彰台を独占する快挙を達成。たった1周前まで勝利を狙っていた宇賀は、頭を垂れてゴールする。しかしベテラン相手に最後まで戦った勇敢な若者を誰もが称えた。

出典

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PROFILE

管洋介

Bicycle Club / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

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