2つのサイクルトレインを乗り継げる! 茨城県鹿島臨海鉄道大洗鹿島線×B.B.BASE
ハマダ
- 2021年11月30日
茨城県の東側を走る鹿島臨海鉄道大洗鹿島線において、11月27日(土)、28日(日)の2日間にわたってサイクルトレインの実証実験が行われた。昨年に引き続き2度目の開催となる今回は、JR東日本千葉支社が運行するサイクルトレインB.B.BASEと連携。両国~鹿島神宮駅までをB.B.BASEで、そのままホーム上を自転車とともに移動して鹿島神宮駅~大洗駅までを大洗鹿島線サイクルトレインで、というふたつの電車を接続する形の移動方式だ。
以下28日の取材レポートを、写真を中心に振り返ってみよう。
鹿島神宮駅でB.B.BBASEから大洗鹿島線へ乗り換え
この実験は、将来的なサイクルトレイン運行に向けた情報収集、都市部サイクリストの呼び込み、大洗鹿島線地域のサイクリングルートの魅力発信などを目的としたモニターツアーで、参加者は当日10時9分に鹿島神宮駅に到着したB.B.BASE(両国駅発)から、10時16分発となる大洗鹿島線サイクルトレインへと乗り換え、11時4分に終点の大洗駅へと到着。そこからは自転車でのフリーライドとなり、一度も輪行することなく茨城県の東海岸付近を走りまわれる。
「ガ-ルズ&パンツァー」の聖地大洗でサイクリングを楽しむ
こうしてモニターツアーは滞りなく無事終了。鹿島臨海鉄道や沿線自治体にとっては大事な検証実験ではあるものの、参加者にとっては楽しい休日サイクリングを彩ってくれる特別な体験ともなった本イベント。モニター8人はみんな楽しげに写真を撮り合い、企画者側と意見交換し、お土産をゲットするなど終始楽しそうな様子だったのが印象深い。
今後サイクルトレインが実際に大洗鹿島線に運用されるかは未定だが、笑顔で大洗駅から自転車で駆けていくサイクリスト8人を見るに、こういった試みがよりよい「自転車×電車」の関係を作るであろうことが確信できた。
イベントのフォトレポートはこちらから
問:大洗鹿島線を育てる沿線市町会議事務局大洗町まちづくり推進課 TEL.029-267-5109
鹿島臨海鉄道(株)総務企画部 TEL.029-267-5200
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