BMXジャパン・カップ初開催、エリートクラスで増田優一と酒井亜樹が初タイトル獲得
Bicycle Club編集部
- 2021年12月13日
11月28日に、BMXレース種目としては初開催となる「ジャパン・カップ」、「JOC ジュニアオリンピックカップ」が大阪府堺市の大泉緑地内サイクルどろんこ広場で開催された。エリートクラスでは増田優一と酒井亜樹が初のタイトルを獲得。以下、プレスリリースより。
ジャパン・カップ / JOC ジュニアオリンピックカップBMX レース2021
今大会は2つの大会が同時開催となり、1つはエリートやジュニアのチャンピオンシップカテゴリーをはじめとする17歳以上の選手を対象とした「Toyo Tires ジャパン・カップ BMX レース2021」は、国内トップカテゴリーへ全日本選手権大会に続く新たなタイトルに位置づけての開催となりました。
大会会場では、決勝前のラウンドガールや、選手紹介時はスモークを使用した特殊効果演出など、BMXレーシング種目のエンターテイメント化を目指し、選手が活躍できる会場づくりを目指しています。全国から男女150名が参加したもう一つの大会、「JOC ジュニアオリンピックカップ BMX レース2021」は、男女5歳から16歳までのチャレンジカテゴリーを対象とし、「ジャパン・カップ」同様に新たな目標となる大会の提供を目的としています。
国際大会をイメージした会場づくりとなった「ジャパン・カップ」と同会場で実施することで、海外大会でも物怖じせず選手の輩出も本大会開催の大きなポイントとなります。キッズ・ユース層の選手に憧れの舞台を国内で経験することで、競技レベル向上をはかります。
各カテゴリーの大会結果は以下のとおりとなります。
男子エリート
合計エントリー数が8名であったため、3レースの合計ポイントで争われた男子エリートクラス。全てのレースがリザルトヘ反映されるため、決勝1本の勝負とは違った緊張感のなか、地元大阪の増田優一が3レース全てを1位でフィニッシュ。 ジャパン・カップ最初の勝者となった。
今年の全日本選手権大会でトップを走行中に転倒し、悔しい結果となった吉井康平が2位、3位には昨年のジュニア全日本チャンピオン島比加瑠が入った。
優勝選手 増田優一 コメント
「3レースともパーフェクトな走りには届きませんでしたが、ホームコースでもあり、負けられないプレッシャーのなか、シーズン最終レースを優勝で終えられたことはうれしいです。また、毎日練習しているコースが、ジャパン・カップ仕様のカッコいい会場に装飾されたなか、たくさんの観客のみなさんの前でレースができて、いつも以上に気持ちが盛り上がりました」
男子エリート リザルト
優勝:増田優一 所属:大阪体育大学
2 位:吉井康平 所属:フォスター電機
3 位:島比加瑠 所属:日本体育大学
女子エリート/ジュニア
女子はエリートとジュニアが混走で開催され、エリートは全日本選手権大会で優勝した地元の酒井亜樹が、決勝でもスタートからトップを守り抜き優勝、今シーズンの全ての国内タイトルを獲得した。10月に開催されたワールドカップシリーズU23クラスで優勝を収めた籔田寿衣と丹野夏波が、それぞれ2−3位となった。
ジュニアは酒井同様に今シーズンの全ての国内レースにおいて優勝を収めている西村寧々花が、エリート混走でも3位に入る走りでジュニアクラス優勝を果たした。
女子エリート優勝選手 酒井亜樹 コメント
「10月のワールドカップを終えてから、気持ちを切り替えて今大会に臨みました。レース中も最後まで強い気持ちをもって走りきれたので、シーズンを優勝で終えることができてホッとしています。 サポート頂いたスポンサーはじめ、コーチ、応援いただいた皆さんに、1年間通してレース活動ができたことに感謝しています」
女子ジュニア優勝選手 西村寧々花 コメント
「今大会も優勝でき、国内では負け無しでこられたことはうれしく思います。しかし、目標はエリートクラスの選手も含めての優勝なので、来シーズンもジュニアクラスですが、全体でもトップを目指して世界選手権大会での良い成績につながるステップとしたいです。たくさんの応援、ありがとうございました」
女子エリート リザルト
優勝:酒井亜樹 所属:DEUX ROUES ELITE TEAM
2 位:籔田寿衣 所属:大阪体育大学
3 位:丹野夏波 所属:早稲田大学
女子ジュニア リザルト
優勝:西村寧々花 所属:GAN TRIGGER
2 位:野村凪沙 所属:Ace Race Australia
3 位:岡本彩桜 所属:バンピーパス
男子ジュニア
5名のエントリーで争われた男子ジュニアは、毎レース順位の入れ替えが多かったなか、安定した走りで3レースともに1位でゴールした長嶋 凌が、自身初となる国内主要大会での優勝を獲得した。ジュニア全日本チャンピオンの坂 望加は、怪我の影響もあり4位で今シーズンを終えた。
優勝選手 長嶋 凌 コメント
「全日本選手権大会では最終ヒートで転倒し優勝を逃して悔しい思いをしました。今大会では全てのレースをまとめられ、ジャパン・カップ最初のチャンピオンになれたことはうれしい気持ちでいっぱいです。シーズンを通してたくさん成長を感じることができたので、来シーズンからはエリートクラスに向けて、これからのオフシーズンもトレーニングに励みたいと思います」
男子ジュニア リザルト
優勝:長嶋 凌 所属:Pure japan
2 位:早川敦哉 所属:NoLogo Racing Japan
3 位:根本康佑 所属:水戸啓明高等学校
日本自転車競技連盟(JCF)
https://jcf.or.jp
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- PHOTO:Japan Cycling Federation / Naoki Gaman、Japan Cycling Federation / C4
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