
レースに合わせたベストな機材の選び方! おきなわ&乗鞍を走るトップレーサーの機材とは?

Bicycle Club編集部
- 2022年01月06日
機材スポーツでもある自転車レースでは、レースのタイプや目的に合わせた機材カスタマイズが結果を左右する。今回はツール・ド・おきなわ市民210kmなどでの優勝経験も豊富な紺野元汰さんが機材選びの基本をレクチャー! これまでなんとなく済ませていた機材選びの基準を明確にして、ベストな機材を選べるようにしよう。
INDEX
まずは扱いが難しくないホイールを選ぶ
走行性能を大きく変えることができるホイール選びは、レース結果に大きく影響する。おもにリムハイトによって運用するレースシーンが分かれてくる。エンデューロやロードレースではエアロ効果の高いディープリムを選択しがちだが、横風の影響を受けやすく操縦性がシビアになったり、重量が重く登坂にパワーが必要になるなど、ネガティブな要素もある。ロードレースやクリテリウムでもリムハイトが低めのモデルのほうがバランスがよく、初心者にオススメだ。

運動性能と構造特性から見る適正ホイール
目標や目的に合わせて重さを基準に機材を選ぶ
レースで最大限のパフォーマンスを発揮するためには、ベストな機材(バイク)選びが欠かせない。まずは、コースプロフィールに合わせた選択が基本になるが、それに加えて自身の脚質やレースでの目標に合わせたカスタマイズが重要だ。たとえば、同じツール・ド・おきなわに挑戦する場合でも、登坂がさほど得意でなければ、ローハイトリムの軽量ホイールの力を借り、逆に軽量クライマーなら、巡航をアシストしてくれるセミディープリム以上のホイールを選ぶといいだろう。また、終盤のエスケープを想定して、巡航性に優れるディープリムという選択もある。




同じレースを走るトップ選手たちの機材を参考にする
アマチュアトップレーサーたちは、機材に対して徹底したこだわりを見せる。市民ロードレースの最高峰「ツール・ド・おきなわ市民210km」と、ヒルクライムレースの最高峰「マウンテンサイクリングin乗鞍」で上位に入る選手たちの、リアルな機材カスタマイズは参考になる点が多い。彼らの機材を参考にしながら、自身に合った機材を作り上げるのもレースに参加する楽しみでもある。


ツール・ド・おきなわ2018 市民210km
マウンテンサイクリング2018 in乗鞍 チャンピオンクラス
教えてくれた人
グランフォンド プロサイクリスト
紺野元汰
高校時代から競技を始め、実業団国内トップカテゴリーで活躍。2018年、ツール・ド・おきなわ市民210km優勝。2019年、UCIグランフォンド世界選手権3位。
※この記事はBiCYCLE CLUB別冊「ロードバイクのトラブル解決マニュアル」からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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