自転車10大ニュースは「世界的な自転車不足」、自転車活用推進研究会が発表
Bicycle Club編集部
- 2021年12月29日
NPO法人自転車活用推進研究会(以下略、自活研)が2021年の10大ニュースを発表、「世界的な自転車ブームで部品在庫が払底 完成車が供給不能に」が1位に選ばれた。2位には「東京パラ、自転車ロード・タイムトライアルで杉浦佳子選手が金」、3位には「各地でサイクルトレインの社会実験が進む。専用車両の増結に期待」が選ばれるなど、自転車にまつまわる社会的な話題から東京2020オリンピック・パラリンピックに関する話題がランクインした。
自転車活用推進研究会が選んだ「2021自転車10大ニュース」
- 世界的な自転車ブームで部品在庫が払底、完成車が供給不能に…138P
- 東京パラ、自転車ロード・タイムトライアルで杉浦佳子選手が金…94P
- 各地でサイクルトレインの社会実験が進む。専用車両の増結に期待…89P
- 東京五輪、自転車トラック オムニアムで梶原悠未選手が銀メダル…82P
- 別府史之選手がプロ引退を発表。欧州で戦った20年間に幕を下ろす…81P
- 創業100周年 シマノが世界的な自転車ブームで過去最高益記録…75P
- 政府が第2次自転車活用推進計画を策定、5月28日に閣議決定…68P
- 警察庁が自転車取り締まりで少額違反金制度導入について検討…55P
- 第2次ナショナルサイクルルートに太平洋岸、富山湾岸、トカプチ400…54P
- コロナ禍で自転車需要が増加するも違反摘発件数も過去最高に…41P
これは自活研が11月末までに起きた自転車にまつわるニュース31本をノミネート、そのなかからウェブ投票で10大ニュースを決めるもの。これは毎年恒例のイベントで、自活研会員は1票につき2ポイント、一般応募の1票につき1ポイントが与えられた。
自活研は「今年も新型コロナウイルスに関連するニュースがランクインしましたが、東京オリ・パラ自転車競技のメダル獲得、政府の第2次自転車活用推進計画の閣議決定、サイクルトレインの社会実験が増えるなど前向きなニュースもありました。残念だったのは、自転車の少額違反金制度見送りや条件付きで電動キックボードの歩道通行が認められる方向が打ち出されたこと。ますます歩道が混沌とすることを危惧しています」と、2022年へ向けて電動キックボードの影響を危惧するコメントをWEBに掲載している。
そのほかのノミネート20本(自活研理事会選出)
- タンデム車の公道走行解禁が45道府県に。全国解禁へ秒読み
- 自転車を利用した宅配業者への交通指導や勉強会が各地で相次ぐ
- 警察庁が新モビリティを速度で3分類、ルール策定へ向け報告書
- 電動アシスト自転車のバッテリー盗難相次ぎ、ネット経由で転売
- 9代目自転車名人 元参院議員小泉昭男氏、パラ石井雅史選手を表彰
- 首都圏の地震でシェアサイクル利用急増。各社が再配置で大忙し
- 四国を輪行で周遊可能に。JR主要24駅にサイクルピットを整備
- 災害時自転車での避難を促すため各地で避難訓練や社会実験
- 各地でロードレースや交通安全教室など自転車関連イベント再開
- 岡山県庁前道路1車線減で再配分。歩道拡幅、自転車空間も確保
- 原付ナンバーを隠すと自転車に…glafitのモビチェンを警察庁認可
- Apple Watch Series 7に自転車向け新機能。転倒検知でSOS発信も
- 自転車通勤推進宣言企業プロジェクトから優良企業2社を表彰
- 新競技PIST6 championshipがティップスタードーム チバで10月開幕
- オートバイの川崎重工業が新事業で三輪自転車「ノスリス」開発
- 斑尾高原に日本初「GIROグラベルバイクパーク斑尾」がオープン
- ドコモ・バイクシェア QRコードで自転車を解錠できる新装置導入
- 大分県皮切りに「自転車幼児座席の6歳未満規制」見直し広がる
- 京都・北区 大宮交通公園が公募設置管理制度でリニューアル
- 日本自転車競技連盟、選手強化委員会を一本化 中野浩一委員長
問い合わせ:自転車活用推進研究会
https://www.cyclists.jp/
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