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インドアで自転車を楽しむ、編集者が廃材を生かしてホームトレーナーを自作してみた

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フロントはフロントハブで支える

フロント側の固定もフロントハブを利用するのがカンタンだ。となるとハブが3個必要となる。3個フロントハブが余っている人はあまりいないかもしれない。ない場合は9mmの全ネジボルト&ナットでも代用できる。今回は、フロントハブを単管パイプの金具を使って固定する。板でがっちり固定してもいいが、これなら金具を上下させることで、異なったホイール径やタイヤ幅のバイクにも対応できる。

3個めとなるフロントハブ。ハブ軸だけを使っても大丈夫だ。これをしっかり固定してフロント側を支える機構を作る
ハブの固定に使うのは、単管パイプ用の交差金具。さまざまな金具があるが、31.8mmのパイプを固定する固定タイプを使う、価格は300円くらい

ハブに3mm厚のゴムシートを巻く

こんなかたちで金具にゴムを挟んでハブをしっかり固定する。適度な振動吸収性とバイクを左右に振れる実走感を期待してみた。

ベースを組み立てる

2×4材をクロスさせてベースとする。ひとまず太めの木ネジで固定したが、もっと太いボルトでガッチリ作ったほうがいいだろう。

単管パイプを縦に固定するのに、ベース金具を使用する。これをしっかり板などに固定すれば単管パイプを垂直に立てられる。

交差金具を単管パイプに固定する。これはボルトですぐ外せるので、固定部分はカンタンに上下できる。ヒルクライム的なセッティングも可能だ

バイクをセットアップしてみよう

バイクをセッティングした状態。中庭で乗るとけっこうな騒音で若干近所迷惑だったので、本来あるべき室内に移動することにする

上記で作ったローラー部分にバイクのリアホイールを置く。フロントホイールを外して、そのクイックを使ってフロント側を固定すればセッティング完了だ。トレーナーの前後は分かれているので異なったサイズのバイクにも対応するが、乗りやすさを考えるなら、前後はしっかり固定したほうが安定する。材料費は、3個のハブを除けば2000円くらいだ。もっとも安く簡単に作れるルームトレーナーと思われる。

これに乗って走る!
ローラー部分にリアホイールを載せてから、フロント側を固定する。ベースにフロントハブが付いているので普通にホイールを固定するようにクイックで止めればいい

手作りローラー台が完成!

いろいろ改良の余地があるが、形にはなった!

次作るならこんな工夫が必要かも?

まずハブ本体が細いので、けっこう抵抗がある。これはタイヤの空気圧をギリギリまで高くしたらいくらか解消した。ハブの玉当たりの影響もあるが、けっこう騒音がある。ハブは回転性能の高いものを使ったほうがいい。またフロントはゴムを介しているので、バランスを崩すと倒れやすい。つまりちゃんと重心をとらえてないと乗れないという3本ローラー的なスキルが必要だった。より簡単に乗るにはしっかりフロントは固定したほうがいいだろう。

 

※この記事はBiCYCLE CLUB 2020年7月号 No.423からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 副編集長

ニシヤマ

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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