【山の神峠】埼玉県｜日向涼子のやっぱり坂が好き-ロードバイクヒルクライムナビ-

Bicycle Club / モデル／サイクリスト

日向涼子

2023年01月09日

モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「埼玉県・山の神峠（やまのかみとうげ）」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。

埼玉県・山の神峠（やまのかみとうげ）

今回紹介するのは埼玉県にあるヒルクライムスポットです。関東近県以外にお住まいの方はガッカリされるかもしませんが、ちょっと待って！　紹介するのは、「山の神峠」です。ほら、名前だけで興味が湧いたでしょ？　私も名前にひかれたひとりです。関東といっても家からクルマで2～3時間かかるので、正直言って近場という感じはまったくありませんが、リニューアル一発目にはうってつけ。山の神が、私を、あなたを呼んでいます。

というわけで、行ってきました。山に囲まれ谷が深い埼玉県秩父市大滝エリア。埼玉県西部、荒川の最上流域に位置する奥秩父の栃本集落は「首都圏に最も近い山岳公園」と呼ばれる秩父多摩甲斐国立公園の敷地内にあります。

今回は、「道の駅大滝温泉」をスタート地点に設定しました。その名のとおり、敷地内に入浴施設があるのでヒルクライムでかいた汗を流して帰ることができますよ。

それではルートをご案内します。秩父往還道を三峰神社方面へ向かい、4.5km先でルートが分かれます。林間ルートは「大滝げんきプラザ」の看板を目印に大きく右折、ダムルートは二瀬ダム方面へ直進します。
林間ルートは交通量が少ないため走りやすく、ダムルートは渓谷美を望みながら走ることができます。また、林間ルートは上り勾配は7%ときつめですが、途中は下り区間もあります。

ダムルートはほぼ登坂ですが平均5%と比較的走りやすいです。残り1kmくらいで林間ルートと合流し、最後は8～9%ほどの勾配になるので気合いを入れて頑張って！「栃本広場」の案内板が見えたら山の神まではあとちょっと。

……と思ったら、ゴールはまさかの全面通行止め、関係者以外立ち入り禁止の文字。調べたところ通行止めになってひさしく復旧のめどもたっていないそう。山の神まであとちょっとなのに。実際100mほど先が峠のピークです。「山の神峠」という名前の割に知名度が低い理由がわかりました。ただ、栃本広場からハイキングコースに入ると峠のピークの脇に鎮座する祠まで行けるので、歩いて山の神様に会いに行くのもいいかもしれません。